自信にまつわることわざ

昔からあることわざでは、自信にまつわるものが複数あります。昔の人も自信が付いたり、なくしたりと現代人と同じ気持ちだったという事ですよね。

【手前味噌を並べる】
自画自賛という意味のことわざです。手作り味噌を並べて、美味しさを自慢し合った事から生まれました。
英語では、料理人なら誰でも自分が作ったソースを勧めると言うことわざがあり、意味は同じです。

自画自賛と聞くと皮肉っぽい言い方ですが、自画自賛は自信を付けるためには大切です。自信を付けるためには、自分で自分を褒めて前向きになるのが大事だからです。そして、手前味噌を並べて自慢し合ったように、誰かと一緒に自分を自慢し合うと良い相乗効果があるかもしれませんね。

【細工は流流仕上げを御覧じろ】
あまり聞いた事がないことわざかもしれませんが、これも心に閉まっておきたいことわざです。意味は、仕事のやり方は人それぞれだから、やり方で批判するのではなく、仕上げを見てから批判しろという意味です。細工とは細かい手作業であり、流流とはそれぞれの流儀の事です。人のやり方には口を出すなという事ですよね。

自信を持つために試行錯誤してやってる事は、時には何をやってるの？などバカにされるかもしれません。しかし、自信を持つのは自分自身であり、自分のために行動してるのです。人の目は気にせずに、せっかく前向きに頑張ろうと思ったのだから貫いて大丈夫ですよ。批判は外野だと思って、自分らしく行きましょう。
【昔取った杵柄　むかしとったきねづか】
若い時に身に着けた餅を付く技術は、歳を取っても身に付いてる事から、昔に身に着けた技術や腕前が衰えないという意味です。このことわざから、昔の職人技術などは身に付けたら一生ものだと分かりますよね。

このことわざは、自信を杵柄に例えると元気が出てきます。自信を失くした経験があっても、それを乗り越えたら杵柄となり、一生忘れません。自信を失くして困難に立ち向かうのは辛い事ですが、それを何とか乗り越えたら次に自信を失くした時は簡単に乗り越えられます。今が頑張り所、勝負所です。辛くても、これが最後と乗り越えていきましょう。また、昔身に着けた技術は自信に繋がります。昔何かで頑張った経験があるなら、それが十分な技術です。自信を付けて大丈夫ですよ。
【天上天下唯我独尊　てんじょうてんげゆいがどくそん】
難しいことわざですが、お釈迦様が誕生した時野逸話からできたことわざです。この世に自分以上に尊い存在はなく、自分を大切にしようという意味があります。決して自意識過剰という事ではありません。せっかく生を受けたのだから、自分を大切にする気持ちさえ忘れなければ、自信はきっと戻ってきます。私には無理だと諦めないで、私なら大丈夫だとモチベーションを高くしていきましょう。
ことわざには自信が付く言葉がたくさん潜んでます。昔も今も自信を付けるのは自分次第なのだから、前向きに、ポジティブに心を舵取りましょう。