アドラーが教えてくれる自信のつけ方

皆さまも一度はアドラーと言う人物の名前を聞いた事がありますでしょうか？アドラーはオーストリアの心理学者になりまして書店に行けば必ず本が陳列してあります。またアドラーの著書は自信のない方に対して自己分析をする事によって自信のある自分になる為のサポートをしてくれます。今回は現在自己嫌悪でお悩みの方が自信をつけてもらえる様な論法をご紹介させていただきますのでぜひ参考にしてみて下さい。
アドラーの自己内面を分析する心理学の中には目的論と原因論と言う物があります。これは『嫌われる勇気』と言う彼の著書中にも記載されている事になるのですが、先ず目的論を明確にさせる為には原因論を理解する必要があります。アドラーは『あらゆる結果の前には原因がある、現在の結果があるのは過去の出来事によって規定されている』と言っています。これが原因論の源になります。
例えば引きこもりの方の例をお話ししますと、外に出る事が恐ろしくて一歩だけでも外に出ると手足が震えたり動機がしたりする程の症状だと仮定します。まずこの状況を分析しますと現在を結果とすると外に出るのが恐ろしいと言う事になります。また過去の出来事が原因となり相当辛い事があったと仮定します。
この事をアドラー心理学の目的論に当てはめますと、過去の原因ではなくて今の目的を考える様にします。ですので現状の問題に対して『不安なので外に出れない』ではなくて『外に出たくないので感情として不安を作り出す』と言う風に考えます。ですので総括しますとこの方の場合には『外に出ない』と言う目的を達成する為の手段として不安や恐怖を作り出していると、まずここまでを分析します。
そしてアドラーの心理学ではこのトラウマを明確にあぶり出します。そしてどの様な経験においてもそれだけでは成功や失敗の原因とはならずに、経験の中で感じたショックやトラウマに対して永遠に苦しみ続けるのではなく、経験の中から目的に叶う物を見つけると言う事を推奨しているのです。
ですので例えばここで言う経験と言うのが勉強であってもスポーツであっても同じ事が言えます。もし皆さまが何かの時に失敗を経験した場合にはこの失敗と言う事実から逃げ出さずにしっかりと受け止めて、この経験が与える意味とは一体何なのか？どうして失敗をしたのかが明確になれば次回などの様な策を講じたら失敗しなくて済むかを具体的に考える事ができます。この様にアドラーの心理学から学ベる自信のつけ方は敢えて皆さまが着目したくない失敗にフォーカスを当ててネガティブに考えてしまっている気持ちをプラス思考に変えて次に失敗しない為の自信をつける事ができる自己管理プログラムとなるのです。
またアドラーの著書の中では『どうしたら自分の価値を高める事ができるのか？』に付いても触れており、その方法はエゴイズムを抑えて他人に貢献する時こそが自分の価値が発揮できると言っています。ですので自分の自信を確かめる場合においてもアドラーは大切な事は人との関係性だと言っており社会や集団に属しているからこそ周りに貢献する事できて他人に喜ばれた時に自己の自信を確信する事ができると言っています。ですので自信のつけ方で悩んでいる人は、どんなに小さなことでも良いので、何か他人の為にできることを積み重ねて行くのが良い方法だと言えます。