ペニスの皮がヒリヒリしたり、亀頭が痒くなったり
痛くなったりした症状にお悩みではありませんか?
もしかしたらそれは「男性カンジダ性亀頭包皮炎」かもしれません。
*カンジダ菌って何?
カンジダ菌とは真菌の1つで、常在菌の一種です。
なので、健康な人の体にも常在していて、普段は特に
悪さをする菌ではありません。
しかし、睡眠不足、栄養不足、病気等で
免疫力が低下した場合、異常繁殖することがあります。
そうなったら、性器周辺に痛みや痒みが出てきます。
女性の場合はオリモノから匂いも出てきます。
これがカンジダ菌が引き起こす、「カンジダ症」という病気です。
男性よりも女性の方が発症の可能性が高い病気です。
なぜなら、カンジダ菌は湿気が多い場所を好むため、外部に露出していて
通気性が良い男性器よりも内部にあり、通気性が良くない女性器の方が
繁殖に適した環境だからです。
さらに女性はカンジダ症を5人に1人は経験したことがあり、
そのうち7割の人が再発している病気です。(2014年小林製薬調べ)
さらに妊娠によってホルモンのバランスが変化した時
にも発症しやすくなるので、女性にとって頭を悩ませている
病気と言えるかもしれません。
男性の場合は女性と比べてカンジダ症にかかるリスクは低い
ですし、もしかかったとしても自然治癒してしまうことも
珍しくありません。
ですが、性行為でパートナーにうつしてしまうこともあるので、
自覚症状があるのなら相手の為にもしっかりと治療をしておく
必要があります。
また、放置すると重症化して炎症を起こし、少しの刺激でも
性器の皮が裂けたり傷になったりして激しい痛みを引き起こす
場合もあります。
早期の治療が重要です。
大切なことが1つあります。
それは自分で判断して薬を塗るのではなく、
病院で診察を受け処方してもらった薬を塗る、
ということです。
*亀頭包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎の違い
「カンジダ性亀頭包皮炎」というのは、カンジダ菌に
よって、亀頭や包皮に痛みや痒みを引き起こす病気です。
これと似たような症状の
「亀頭包皮炎」という病気があります。
亀頭包皮炎は、カンジダ菌ではないその他の雑菌や真菌
によって亀頭や包皮に痛みや痒みを引き起こします。
カンジダ性亀頭包皮炎と亀頭包皮炎の違いは、
症状を引き起こすのがカンジダ菌によるものか
そうでないかの違いです。
ただし、処方される薬は全く違います。
「亀頭性包皮炎」の場合、抗生物質が処方される
こともあります。
しかし、この抗生物質は「カンジダ性亀頭包皮炎」
の場合、全く逆に作用してしまうのです。
つまり、症状を悪化させてしまいます。
抗生物質の他にもステロイド系の薬も
カンジダの異常繁殖を助けてしまう効果が
あるので、注意が必要です。
なので自分で判断して薬を塗るのではなく、
病院で診察を受け処方してもらった薬を塗る、
ということが大切になってきます。
*亀頭性包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎の具体的な症状と原因
この2つの病気の具体的な症状と原因を挙げます。
症状
・亀頭や包皮に痛みや痒みがある
・亀頭や包皮に白いカスのようなものがある
・痛み、痒みのある部分がカサついている
・亀頭に赤いブツブツがある
・性器から悪臭がある。
・排尿するときに痛みがある
原因
・不潔な状態
不潔な状態は亀頭性包皮炎となる真菌が異常発生しやすい
環境になってしまいます。また、包茎の場合衛生状態を保つ
のが難しくなってくるので発症のリスクが上がります。
・洗い過ぎ
いくらペニスを洗ったとしても亀頭性包皮炎となる真菌には
効果はありません。むしろ、他の菌を殺しすぎると真菌だけが
生息する状態になり、異常発生しやすい環境になってしまいます。
・免疫力の低下
病気や不規則な生活、糖尿病、消耗性疾患などを患っているなどで
免疫力が低下している時に発症のリスクが上がります。
また、抗生物質が原因になることもあります。
*まとめ
以上の事をまとめると
・ペニスがヒリヒリする。痛みや痒みがある場合は
「亀頭性包皮炎」か「カンジダ性亀頭包皮炎」の
どちらかを発症している可能性がある。
・亀頭性包皮炎とカンジダ性亀頭包皮炎の症状は似ているが
効果がある薬は違う、薬を間違うと症状を悪化させてしまう
こともある。なので病院で診察を受け処方された薬を使うこと。
・免疫力の低下や性器を不潔な状態にしたり、逆に洗い過ぎたりする
と発症の原因になるので、規則正しい生活やしっかりと栄養を取ること。
そして性器はほどほどに綺麗な状態を保つことが大切。
ということですね。
性器に関することは恥ずかしくて一人で解決したい、
という気持ちになってしまいがちです。
しかし、とてもナイーブな部分だからこそ
しっかりとした処置を取らないと、後々後悔することに
なるかもしれません。
はっきりとした症状がある場合は保険が適用されて、
費用をかなり抑えることができます。
もし症状に心当たりがあるかたはすぐに病院で診察を
受けることをおすすめします。
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