玄米は、美容にも健康にも、そしてダイエットにも良い食べ物として、今注目を集めています。
日本人の主食と言えば白米ですが、その白米を玄米に置き換えるだけでいいので簡単ですよね。
毎日の主食を玄米にするだけで、上記のような効果が得られるとしたら最高だ!と思うことでしょう。
しかしもしかしたら、「玄米だからいくら食べても大丈夫」と思ってつい好きなだけ食べてしまった結果、ダイエットどころか逆に太ってしまったなんて経験のある人もいるかもしれませんね。
それはなぜなのでしょうか。
玄米一合あたりのカロリーはどのくらいあるのか、調べてみました。
玄米のカロリーは決して低くはない
結論から言うと、玄米のカロリーは決して低くはありません。
玄米一合あたりのカロリーは525キロカロリーで、白米一合あたりのカロリーは534キロカロリー。
白米と比べると若干カロリーは低いものの、胸を張って「低い!」と言えるほどではありません。
糖質も玄米が51.3グラムに対し、白米は53.5グラム。
こちらも大差ありませんね。
ちなみに、玄米お茶碗1杯分(160グラム)のカロリーは264キロカロリー。
このお茶碗1杯分のカロリーを消費するためには、どのくらいの運動をすればいいのでしょうか。
たとえばウォーキングなら約1時間40分、縄跳びなら30分ほど。
ウォーキング1時間40分って、結構な時間ですよね…。
玄米のカロリーを消費するのは簡単なことではなさそうです。
それでも、玄米は健康食だとかダイエット食だとか言われています。
カロリーは白米と変わらずなのに、なぜ玄米だけが「ダイエットにいいんだ」と言われるのでしょう。
その理由を次の項目でお話ししますね。
玄米は食物繊維が多くて腹持ちがいい
玄米はカロリーこそ白米と変わりませんが、その他の栄養素に大きな違いがあります。
その特徴の1つが、食物繊維。
玄米は白米にはない「米糠」を含んでいるため、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腹持ちが良く、少量でも満腹になれるためダイエットにおすすめだということはみなさんもご存じですよね?
また、白米よりも玄米は若干固さがあるため、噛む回数も多め。
噛む回数が増えれば満腹になりやすいですから、このこともダイエットに良いと言われる理由なのでしょうね。
実は、玄米がダイエットにおすすめなのは上記の理由だけではありません。
食物繊維が豊富なものは、急な血糖値の上昇を防ぎます。
血糖値が急激に上昇すると、それを元に戻すためにインスリンがたくさん分泌されることになります。
インスリンは脂肪を溜め込みやすくする働きがあるのですが、これがいわゆる太る原因。
ダイエットを効率的に進めていくためには、いかに「急激に血糖値を上げないか」が重要だと言えるでしょう。
とはいえ、玄米のカロリーは白米とほぼ同じなので、好きなだけ食べていたらダイエットにはならないのでご注意を。
まとめ
玄米一合あたりのカロリーについて、お話ししました。
人によりますが、玄米一合はだいたいお茶碗2杯分ほど。
食物繊維が豊富な玄米ですが、カロリーはそれなりに高いことを常に覚えておいてくださいね。
それが、玄米でダイエットを成功させる鍵だと言えるのではないでしょうか。
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