スリランカにある「古代都市遺跡シーギヤロック」をご存知でしょうか？
「シーギリヤロック」は、1982年に世界遺産に登録、約5世紀ごろカッサバ王によって岩の上につくられた王宮です。
約5世紀ごろ、カッサバ王が、弟との王位権力争いから逃れるために建てた宮殿で、最終的に弟に王位を奪われ約11年間住んだだけで廃墟となりました。
現在岩の上の宮殿は崩れ去ってありませんが当時の庭園や貯蔵池はそのまま残っています。
岩の側面に備え付けられた階段を上る途中の壁には「シーギリヤロック・レディー」と呼ばれるフレスコ美人壁画も残っています。
貴婦人は、上半身裸の女性で、服をまとっているのがお付きの女性だそうです。
描かれた当初は、約500体も描かれていたそうですが、かなり風化が進んで今ではたった数十体のみ残っているだけだそうです。
岩の上の宮殿、当時建設はどのようにされていたのでしょうか？
カッサバ王は、弟に王位を奪われることをかなり恐れていたことがうかがいしれます。
岩の上から見る景色は絶景で、当時カッサバ王は、この景色を見つめながら優越感に浸っていたに違いないと思います。
「シーギリヤロック」の入り口につくまで、王の沐浴施設、庭園、水路、貯蔵池が広がっているそうです。
昔、貯蔵池にはワニが住んでいたそうで、今でもワニの小型の爬虫類を見かけることがあるそうです。
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