結石とは何か、知っていますか?
結石は、何らかの理由で体の中に石のような塊ができてしまい、激痛を伴う病気です。
そんな激痛を伴う結石ができてしまう原因の1つに、ビタミンの摂りすぎが考えられています。
ビタミンと結石の関係について、見ていきましょう。
マルチビタミンの摂りすぎで結石ができる可能性もあり
結石を引き起こす要因となる成分が、シュウ酸。
実はこのシュウ酸、ビタミンCの代謝物として発生することが分かっています。
つまり、ビタミンCを大量に摂ると、その代謝物であるシュウ酸が尿中に排出され、「シュウ酸カルシウム結石」という尿路結石の原因となる物質を作り出してしまうと考えられているのです。
確かに理屈は分かりますが、実際には病気の治療のためにビタミンCを注射している人でも、結石ができる人はごくわずかなのだとか。
現代の医学をもってしても、ビタミンCの代謝のメカニズムははっきりとは解明されていません。
合成は良くないなどとも言われていますが、厳密にはどちらとも言えないのです。
マルチビタミンにもビタミンCは含まれていますから、くれぐれも一度に大量に飲んだり、過剰摂取にならないように気を付けてくださいね。
まとめ
マルチビタミンと結石の関係について、お話ししました。
ビタミンCの摂りすぎで結石ができるという話もありますが、詳しいメカニズムは分かっていません。
どちらにせよ、マルチビタミンを飲むときには1日分の目安量をきちんと守ることが大切なのだと言えるでしょう。