佐賀県の鳥栖市(とすし)の田代地域は、昔から製薬業が盛んで、主な主力産業でした。
「中富記念くすり博物館」では、薬と健康について学ぶことができ、興味深いくすり関係の展示物、薬を売っていたときの衣装や薬製造に使われていた道具などがたくさん展示されています。
「中富くすり記念館」の建物は、石とガラスが使われたモダンアート的なデザインの建物で、イタリアの彫刻家によって、設計された建物だそうです。
館内は、薬の展示物が多く、中でも一番の見どころが、実際に19世紀ころ、イギリスのロンドン市内にあった調剤薬局が、そのまま移設されている点です。
所狭しと、たくさんある薬棚を見ていると、当時からも健康についての関心の高さが、うかがい知れます。
建物の周辺には、薬草、薬木、ハーブが植えられている農園もあり、敷地面積も広く静寂に包まれ、「中富記念くすり博物館」は、森の中にある美術館のような佇まいです。
建物の2階には実際に昔の製薬業についての資料などが展示されており、健康に対する関心ことには今も昔も変わりないことがわかります。
人の健康に役立ってきた薬の歴史を楽しみながら学べるので、高齢から若者、子どもまで幅広い年齢層に良い博物館です。
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