佐賀市にある「佐賀城本丸歴史館」は、佐賀城の一部の本殿が復元されたもので、佐賀城は、当時の佐賀県10代藩主だった鍋島直正によって1,611年に建てられました。
復元された本殿の規模は大きく、広くて長い廊下、広い間取りの部屋も視察できることができ、これほど大規模な木造建築が復元されたのは日本初だそうです。
佐賀城は直正公の権力を象徴するものでしかありませんでしたが、政治活動や生活全般が営まれていた当時の本殿が見てまわれるのには大変興味深いものがあります。
直正公は大変倹約家で、それは本殿のつくりにも反映しています。
例えば、廊下は、普通板張りですが、廊下一面畳が敷かれ床の間に利用できるように、合理的に考えられているところです。
バーチャル3D映像で当時の佐賀城が見れるほか、大隈重信と電話で会話できるという楽しい催し物を体験することができます。
観光客が楽しめる展示物、佐賀城の移り変わりや本丸御殿の復元プロセスなども多く大変興味深い博物館になっています。
また、日本の近代化に向けた、江戸時代末期、明治維新以降の佐賀県の輝かしい文化的な向上についても分かりやすく説明されています。
特に幕末、明治維新以降は、活躍された人物の業績についても称賛するに値し、その方たちの豊かな人間性と感性についても紹介されています。
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