一言に「いびき」といっても、種類があります。
いびき改善アイテムを使用したり口周りを鍛えたりして、セルフ改善を図っていて良いものと、医療機関にて専門家の指示を仰いだり治療したりすべきものとに分けられます。
いびきの種類や、睡眠中にいびきをかくことで身体にどんな影響を与えるのか、ここでは見ていきたいと思います。
☆注意すべき「睡眠時無呼吸症候群（SAS）」
いびきには、アルコールを摂取した時だけ、いつもよりも疲労が溜まっている時だけといった限った時にかくいびきを「散発性いびき」といいます。
そして、こうした限った時だけでなく毎日かくいびきを「習慣性いびき」といいます。
さらに、習慣性いびきは「単純いびき」と「睡眠時無呼吸症候群（SAS）によるいびき」に分類されます。
メディアなどでも取り上げられ注目されるようになった睡眠時無呼吸症候群は、特に注意しなければならないいびきです。
いびき改善アイテムでいびきを緩和できるケースも多いにありますが、睡眠時無呼吸症候群はきちんと治療をしなければ、重大な病を引き起こすリスクが高いとされています。
☆睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされる病とは
睡眠時無呼吸症候群は、身体へさまざまな悪影響を与えることがわかっています。
それゆえ、重大な病を引き起こすリスクが高いと、医療従事者たちも警鐘を鳴らしています。
たとえば、高血圧や脂質異常症、うつ病、糖尿病などです。
一般的に、睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病のリスクを高める要因のひとつとされています。
睡眠中にいびきをかく人のうち、半数以上が睡眠時無呼吸症候群の兆候が見られるというデータもあり、決して人事ではありません。
☆睡眠時無呼吸症候群の可能性を知るには
では、自身が睡眠時無呼吸症候群かどうかを知るにはどうしたらいいでしょうか。
いくつかのチェックポイントがあるので、下記で見ていきましょう。
〇寝室を共にするパートナーへの確認ポイント
・毎晩激しいいびきをかく。
・睡眠中に呼吸がよく止まる。
・寝返りを頻繁に打つ。
・トイレに起きる回数が多い。
〇自身で確認するポイント
・起床後に疲れが残っている。
・起床後に頭痛や頭が重く感じる。
・日中に睡魔に襲われる、居眠りをよくする。
・日中の集中力が続かない。
・肥満気味。
・血圧が高い。
・寝酒の習慣がある。
☆睡眠時無呼吸症候群は専門家の治療が必要
睡眠時無呼吸症候群についてわかったところで、改善するにはどんな方法があるのでしょうか。
まず、睡眠時無呼吸症候群の改善は専門家による治療が必要です。
一つ目の方法が、CPAP療法です。
睡眠中に酸素マスクのような装置をつけて、絶えず空気を送り込んで気道を確保するというものです。
日本で最も取り入れられている治療法になります。
次に、軽度の段階であればマウスピースを使用した治療法があります。
あごを正しい位置に固定して、気道を確保するというものになります。
最後が、外科的手術です。
扁桃肥大などが原因となっている場合には、その一部分を摘出しますが、この手術を行える機関は限られています。
☆睡眠時無呼吸症候群かどうかをまずは見極めよう
単なるいびきと軽視するのではなく、命の危険を防ぐためにも睡眠時無呼吸症候群かどうかを見極めることはとても重要です。
チェックポイントを参考に、疑わしいと思われる場合は専門家に相談するようにしましょう。
医師が推奨している枕に変える
医師が推奨している枕の１つが、横向き寝まくら「YOKONE Classic(ヨコネ クラシック)」です。いびき対策で良い効果が期待できるもの１つが「横向きで寝る」ことです。この枕は横向き寝をしっかり支えてサポートしてくれます。横向きに寝るだけで気道を確保してくれます。いびきで悩んでいる人なら持っておきたいものの１つです。
コメント
[…] 単なるいびきじゃない！睡眠時無呼吸症候群の見極め方や改善方法とは […]