合コンあとのカラオケで、お気に入りの女の子を前に少しでもカッコいいところを見せたくて当時流行していたバラードを一生懸命練習していました。
そして、いよいよその成果を発揮すべくお気に入りの女の子たちのグループと一緒にカラオケに。
万を辞して例のバラードを選曲。あとは順番が来るのを待つばかり…と思っていたら、例のバラードのイントロが流れ出す。早い!明らかに早すぎる!!誰だ!!!
「あ!きたきた。俺の曲。」と言って隣に座っていた男友達が立ち上がる。「お前か!!」と一瞬ムッとしましたが、自分の練習量に自信があったので「まぁいいか…」と気持ちを切り替えて「じゃあ聞かせてもらおうか。」と上から目線で構えていたら…。
なんだこいつ…。めちゃくちゃ上手い。
びっくりするくらいの上手さに男どもは全員沈黙。女の子たちは皆うっとり。私のお気に入りの女の子は既に目をハートマークにしながらマイクを握る彼に熱視線を注いでいる。
負けた…。勝てない…。
彼が歌い終わり一堂は拍手喝采。場は一気に盛り上がり、じゃあ次は?というとき再び例のバラードが。そう。私が選曲した曲が最悪のタイミングで流れ出す。
とてもじゃないけど、彼のあとには歌えない。何とか誤魔化そうと
「あれぇ?間違えて誰か入れちゃった?」と素知らぬ顔で演奏停止。
その後、お気に入りの女の子はその男友達と付き合ったようです。(泣)
以来、1曲を完成させるより、いくつかのレパートリーを持つようにしました。
今でこそストレス発散で楽しくうたえますが、カラオケにまつわる若かりし頃の悲しい思い出でした。
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