買い手の心理を読んでこそ利益が生まれる。

日本の伝統的な商品や味には昔から『頑固おやじ』と言われるような人たちが手間ひまをかけて築き上げてきたものがある。
しかしそれが万人にとって常に必要な物かと言われるとそんなことは決してない。特に昔は良い物を長く使う傾向にあったが現代では安くその時なんとかなれば良いという人も決して少なくなくなった。それは世の中が不景気になったのと物が多様化し、消費社会になっているのが要因である。
その時代の消費者が求める物、それを読まなくては良い物が良いと言うだけで売れる時代ではないのである。高ければ良いのは当たり前。安くてどれだけ安全で安心かということか世の消費者が求めるニーズではないか。それに、売り手の売り方１つで買い手は買おうとするかもしれないことがある。それは売り手の態度である。頑固おやじと呼ばれるような人たちはいわば昔からの顧客がいる。しかしそうでない限り買い手は売り手の売り方を見る。売り手がただへつらって下からだと少し頼りない。
売る物によって変える必要はあるが、何より『信頼感』のある売り方でなければならない。売り手は買い手の心理を読んで信頼感を得なければならないのである。またそれは金額が高くなればなるほど必要になってくる物で少し高い物でもその物がほしいと思う入口はたくさんあって、自分のため、誰かのためなど…
そういった心理を読んで見抜くことか売上に大いに貢献していくものだと思う。