生きていると体調不良になったり怪我をしたりと病院のお世話になる事もあるかと思います。そして症状によっては、MRI検査を受けるケースもあると思いますがいきなりMRI検査をする事になってもどんな検査か想像がつかなかったり、不安になる方も多いと思いますので、自身の体験をもとにMRI検査の流れと検査を受けるにあたって気を付けたい事をまとめたいと思います。
・MRI検査を受ける前に確認したい事
MRI検査は検査をする事が分かった当日にする事はありません。大抵は後日、予約を取り指定された日時にMRI検査を受ける事になるので、不安をなくすためにも大まかな流れはつかんでおいた方が良いでしょう。MRI検査を受ける前にMRI検査を受けられないケースも出てくるのでしっかり係員に確認しましょう。MRI検査を受けられないケースの一つに閉所恐怖症の方というものがあります。MRI検査はドームの中に入って受ける検査なので、とても狭い空間で検査を受ける事になります。圧迫感が酷いので閉所恐怖症の方でMRI検査を受ける事になった場合は事前に相談しておきましょう。他に心臓ペースメーカーを使われている方や人工内耳の埋め込みがある方、妊婦や妊娠している可能性のある方、刺青をされている方などもMRI検査が受けられません。それから喘息の方で吸入薬の治療薬を使用した事がある方は、造影剤が使えませんので申し出ておきます。その場合MRI検査を受ける事は出来るため、造影剤なしで検査を受ける事になります。その他以前にMRI検査を受けた時に造影剤で気持ち悪くなったりした方やアレルギーがある方も事前に申し出ておくと良いです。
・MRI検査当日の大まかな流れ
検査当日は病院によって異なるかとは思いますが、検査の二時間前までに食事を済ませるように言われますので計算して食事をとり、指定された時間に遅れないように検査受付に行きます。水分はいつでも摂っても大丈夫です。受付をしたら問診票を記入して係員の指示を仰ぎます。それから更衣室にて検査着に着替えます。この時、検査着の上下一枚だけ身に付ける感じで中に着ているTシャツやブラジャーなどは外しておきます。検査室には私物は持ち込めないので鍵付きの更衣室に私物を置いていきます。検査着に着替えて検査の準備が出来たら、金属などを身に付けていないかを確認するために係員が器具を用いてチェックします。アクセサリーや眼鏡、時計、ヘアピン、補聴器、入れ歯なども外します。チェックが終わったら検査室に入り、頭部が検査の対象の場合はベッドに仰向けになります。その他の部位の場合は体勢など変わるかと思います。仰向けに寝たら、頭部の周りに囲いのような器具で固定されます。係員に「検査中に気分が悪くなるような事があったらこちらを押して下さい」とボタンのようなものを渡されるので手に持ちます。ドームの中に自動で移動すると検査が始まります。検査中は物凄いボリュームの音が何度も響きますが、ヘッドホンを装着してくれますし、音に敏感な方は耳栓の使用も可能になります。検査時間は検査内容によって異なりますが大体30分くらいになります。検査部位によってはそれ以上かかるところもあります。検査中はじっとして頭を動かさないようにします。肺などの部位が検査の対象の場合は、検査中に息を止める過程もあると思いますので、係員の指示に従います。もし気分が悪くなったりしても始めに持たされたボタンを押せば検査をストップしてくれますのでそこは遠慮しないで大丈夫です。造影剤で気分が悪くなるのではないかと不安な場合は、検査を受ける前に水分を摂っておくと良いようです。検査が終わったら、着替えて無事に終了となります。
・MRI検査の費用とMRI検査の結果はいつ分かるか
MRI検査を受けるにあたってかかる費用は検査内容により異なりますが、大体6,000円から20,000円の範囲内のようです。無事に終わったMRI検査の結果についてですが、病院にもよりますが大きい病院などでは検査結果は担当の医師から聞く事になるので、予約の空き次第で異なってくるため、一週間後や二週間後など間が空いてしまう事もあるようです。検査結果の内容次第で今後の治療方針が変わってきますので、医師の判断を仰ぎます。
病気を判断するために欠かせないMRI検査。圧迫された空間が苦手という方や鳴り続ける音が苦手という方も多いようですが、リラックスしてのぞめば苦手意識も変わると思いますので、肩の力を抜いて楽な気持ちでのぞめると良いと思います。
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