ダイハツ社内では「コペン・チャレンジプロジェクト」という活動を展開し、コペンのイメージチェンジを行いました。
新型となったコペンは、ハンドリングと乗り心地を追求し、ダイハツはDフレームを新開発しました。
このDフレームは、ミライースのフロアやコンポーネントを使いながら、モノコック構造ではなくフレーム構造にする事で、高いフレーム剛性に成功しています。
また、ドア以外のボディー外板は樹脂パネルを使っています。この樹脂パネルは、1980年代から日本車でも使われた事はありますが、全てのボディーに樹脂パネルを採用した車はありません。
樹脂パネルは、軽量化や製造コストの面においても優れており、新型コペンのひとつのウリになるでしょう。
この樹脂パネルは、Dフレームにボルトで止める事ができ、ボルトを外せば簡単に交換ができます。
ダイハツではこの脱着構造を「ドレスフォーメーション」と呼び、パーツを購入すれば自分好みにマイナーチェンジさせる事も可能です。
このような新型コペンの技術は、今後のダイハツ車にも広がって、樹脂パネルを使う事でボディー骨格は同じでも、全く異なるイメージの車を作り上げてくれると面白いと思いますね。
2002年から2012年まで作られた先代コペンは、10年間で約5万8000台も販売されたしたが、新型コペンの技術なら販売台数も上回る事ができるのではないかなと思います。
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