私が高校野球の監督をしていた頃、夏の県予選でサヨナラ勝ち出来る場面に遭遇しました。
ワンアウト、ランナー三塁で打席には9番打者が入ろうとしていました。
彼は、小柄な二塁手でキャプテンです。
今まで、バラバラだったチームを纏め、一回戦すら勝てないかもしれないと思ったチームをベスト4まで持ち上げて来た陰の立役者です。
チームメイトの信頼は厚く、誰からも頼りにされる心の頼どころでした。
緊張している彼を私は呼び、何があっても皆お前に感謝している。3球目にスクイズのサインを出すが、例え失敗しても誰もお前を責めない。皆感謝していると言って打席へ送り出しました。
結果、スクイズ成功でサヨナラ勝ちし、決勝戦も勝って私達は、初めての甲子園出場を果たすことが出来ました。
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