血糖値が高いままの状態が続くと、身体には多大なる負担がかかるため大変危険です。
糖尿病と言われた人はもちろん、糖尿病予備軍の人もきちんと「血糖値を下げる」生活をしなくてはなりません。
血糖値が高くなるのは生活習慣が大きく関係しているため、血糖値を下げるためには生活習慣を見直すことが重要。
そのため、血糖値というのは長い時間をかけてゆっくりと改善していくのが普通です。
とはいえ、「できるだけ短期間で血糖値を下げたい!」という人もいるでしょう。
短期間で血糖値を下げるためには、どうすればいいのでしょうか。
その答えは、糖質制限にありました。
【血糖値を上げる原因を知ろう】
血糖値を短期間で下げたいと思うのなら、まずは血糖値を上げる原因を知ることから始めましょう。
原因が分かれば、必然と解決策も見えてくるはずですからね。
血糖値が上がる原因は、一言でいうなら「糖質を摂りすぎている」こと。
糖質を摂ると、体内で分解されてブドウ糖になります。
このブドウ糖が血糖値を上げてしまうので、血糖値を下げるためには糖質を摂らなければいいのです。
糖質をたくさん含むものと言えば、代表的なものは炭水化物、つまり主食です。
ごはんやパン、パスタ、うどんなどの主食の大半は炭水化物ですから、血糖値を短期間で下げたいのなら炭水化物を摂るのをやめましょう。
これを、糖質制限といいます。
最近では「糖質制限ダイエット」などが流行したこともあり、糖質制限=ダイエットというイメージも強いのですが、糖質制限はもともと糖尿病患者のための健康法。
れっきとした治療法の1つなんですよ。
次の項目では、そんな糖質制限のやり方についてお話しします。
【糖質制限の簡単なやり方は?】
糖質制限というと難しい感じがしますが、個人でも簡単に行うことができます。
私たちは、それぞれの食品にどれだけの糖質が含まれているか、具体的な数字を知ることはできません。
きちんと計っているという人はいないでしょう?
糖質制限は、糖分に変化するものをシャットアウトすればいいので、主食を食べるのをやめてみましょう。
毎回の食事でごはんや麺類などを食べるのをやめ、おかずだけの食事にするのです。
糖質をたくさん含むもののほとんどは、主食として私たちが食べているもの。
素人でも、主食を食べるのをやめれば簡単に糖質制限をすることができるでしょう。
主食の他に、ジャガイモやサツマイモ、カボチャなどのいも類も糖質が多いので、糖質制限中は食べるのを控えてください。
主食といも類さえ控えれば、肉や魚はどれだけ食べてもOKです。
そのため、糖質制限は過酷な食事制限を設けるダイエットよりは、ストレスなく行えるのではないでしょうか。
空腹と戦うのはつらいですし、正直かなりのストレスがたまりますよね?
糖質制限は、その点では苦痛なく行えるので、比較的取り組みやすいように思います。
ためしに3食主食抜きで1ヶ月生活してみてください。
血糖値は、驚くほど下がっていると思いますよ。
【まとめ】
血糖値を短期間で下げるには、糖質制限を行いましょう。
血糖値を上げる原因を完全にシャットアウトすることで、血糖値は確実に下がります。
糖質制限は食べることそのものを制限するわけではないので、食べるのが好きという人でもやりやすいと思います。
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