血糖値を下げるためには、食べるものに気を付けるのが一番です。
なぜなら、血糖値というのは何を食べたかによって大幅に変わるものだからです。
食品に含まれる糖質が体内でブドウ糖に分解されるのですが、そのときに一時的に血糖値は上昇します。
これは誰にでも当てはまることなので、おかしなことではありません。
しかし、食後に血糖値が急上昇してしまうのは、健康の観点からもいいことではありません。
糖尿病になってしまう恐れがありますし、血糖値が高いままでは様々な体調不良を引き起こすリスクがあるからです。
そのため、血糖値が高めの人は食事の内容に気を付け、血糖値を下げる努力をしなくてはならないのです。
血糖値を下げるためにおすすめの食べ物はたくさんありますが、中でもおすすめなのが大豆。
大豆はそのままでも食べることができますし、様々な食品に加工されています。
私たち日本人の食卓には、昔から馴染みのある食品ですよね。
ここでは、そんな大豆の魅力に迫っていくとともに、血糖値を下げる働きについても紹介していきます。
【大豆は栄養が豊富な食品】
大豆は、なんといっても植物性タンパク質が豊富に含まれています。
私たちが普段よく摂取しているタンパク質は、植物性タンパク質よりも肉や魚に含まれている動物性タンパク質でしょう。
大豆の植物性タンパク質の量は、他の食品と比べてもずば抜けて高いです。
それだけではなく、大豆には9種の必須アミノ酸を含んでいます。
必須アミノ酸は体内で作ることができないため、食事から補うことが鉄則。
大豆を食べるだけで9種類も摂れるなんて素晴らしいですね。
その必須アミノ酸のうちの1つ、リジンには
・肝機能を高める
・成長促進、集中力を高める
・ブドウ糖の代謝を促進する
といった働きがあります。
血糖値と関係があるのは、「ブドウ糖の代謝を促進する」というもの。
ブドウ糖をしっかりと代謝することができれば、血糖値も下げることができますよね。
大豆は、このようにとにかく栄養が豊富な食品なのです。
【身近な大豆製品でおすすめは?】
大豆製品は、私たちの日常に溢れています。
みそ、豆腐、納豆、おから、豆乳などは全て大豆から作られているんですよ。
味噌汁や納豆などは、普段の食卓にも取り入れやすいのではないでしょうか。
この中で、血糖値を下げるためにもっともおすすめなのは、納豆です。
納豆は、実は大豆よりも水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、糖質の吸収速度を遅くすることができます。
食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにすることができるので、血糖値を下げるのなら積極的に摂るべきもの。
野菜や海藻も食物繊維は豊富ですが、納豆も負けてはいないんですよ。
そして更に、納豆はインスリンの作用を補助するという働きも!
インスリンは血糖値を下げるホルモンで、その働きを手伝ってくれるのです。
このような働きから、数ある大豆製品のなかでも「血糖値を下げたい」と思っているのなら、納豆を毎日食べることをおすすめします。
納豆なら朝御飯にも取り入れやすいですし、豆腐とわかめの味噌汁なんかもいいですね。
おからは栄養価が特に高く、糖質が少ないため血糖値が急上昇してしまうのを防ぐことができます。
ダイエット中の方にも、おからはおすすめなんですよ。
このように、大豆製品は血糖値を下げるために大きな働きをしてくれることでしょう。
【まとめ】
血糖値を下げる豆、大豆について、お話ししました。
大豆製品は古くから日本人の食卓に並んでいた食品で、現代の食事にも取り入れやすいものばかり。
毎朝納豆を食べる、毎日味噌汁を飲む、牛乳の代わりに豆乳にするなど、少しずつ大豆製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
血糖値を下げるため、大豆のパワーをあなたの食事にも取り入れてみてくださいね。
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