祖母が笑いかけてくれた。
93歳で亡くなった祖母の事です。
私の母は毎日、自分の家から遠い祖母が入院した病院へバスで行っていました。
始め、祖母は話しも食事をする事も普通の人よりは劣っていましたが出来ました。
しかし入院が長引くにつれ、祖母は自力での呼吸が困難になり、人工呼吸器を喉の奥に入れ、喋る事も笑う事も出来なくなりました。
そして、ついには自分で体を動かす事も出来なくなり…正直、生きている筈なのに魂はもう無い…そんな風に見えていました。
が、そんな祖母が人工呼吸器を外しても大丈夫な位、自力で呼吸が出来る様になったんです{emj_e_0734}
それで呼吸器を外すと、全く動けない&表情が作れなかった祖母が母と私、妹に可愛い笑顔を向けてくれたんです{emj_e_0734}
もう…それが、とても嬉しくて涙が溢れました。
それから数時間後、また祖母が自力で呼吸出来なくなり、人工呼吸器をつける事になりました。
それからはもう…完全に意識が無く、生きてるのが不思議な状態になり…そして…何か月後に亡くなりました。
なので、あの時の笑顔が未だに忘れられない最高に嬉しい瞬間です{emj_e_0446}
きっと祖母が感謝の言葉のかわりに笑顔をくれたんだと思います。