佐賀県南西部あたりの鹿島市では、伝統的な踊りが伝えられています。
その踊りの時に顔につけるお面のことを「浮立面(ふりゅうめん)」と言います。
昔、豊作祈願や悪魔祓いとして、笛や太鼓のリズムに合わせて踊りが披露されていましたが、「浮立面」を付けて、伝統芸能とされていました。
今では、歌舞伎の世界では、伝統芸能として演じられ、家庭では、厄除け悪魔祓いなど縁起ものとして床の間に飾られています。
「浮立面」は、木目を生かして彫られた鬼のお面のことで、木の美しさと鬼の顔のデザインのすごさがあり、家の床の間に飾っておくのに、見た目にも圧倒的なすごさに気がひるみます。
悪い人は近づけないという悪魔祓いに最高の置物で、厄払いなどを特に気にする人にはお勧めの伝統工芸品だと思います。
地元の小学校では、生徒さんたちが「浮立面」づくりを体験し、体育祭では、そのお面をつけて伝統的な踊りを披露してくれる予定だそうです。
お面彫りは、大変な作業で、保護者の協力のもと仕上げられたそうです。
親子で伝統工芸品づくりを体験できるのに良いチャンスです。
生徒さんによると、お面彫りは難しいですが、お母さんと一緒で楽しく作ることができたと満足そうに答えられています。
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