佐賀県三養基郡みやき町のお土産に「綾部のぼた餅」があります。
「綾部のぼた餅」の起源は古く、今から約800年前の鎌倉時代に活躍していた将軍が戦いに勝利した時にふるまわれたのが「綾部のぼた餅」だそうです。
それ以降、幸運の食べ物として、成功を祈ってぼた餅が食べられてきました。
ほた餅が、牡丹餅とも表示されているのは、小豆の粒餡、こし餡を餅の上にたっぷり塗った様子が、牡丹の花に似ているからだそうです。
お彼岸になると神様にお供えしますが、ぼた餅の小豆の赤い色が幸運を呼ぶ色とされています。
牡丹餅を食べることで、神のパワーを体に取り込み、災いから逃れ身を守ることができると信じられているそうです。
子どもも元気に育つといわれているので、お雛祭りや子どもの日の食べ物としても良く合います。
綾部神社の近くにぼた餅を売っているお店が数件あり、綾部神社の出店でもぼた餅が買えるそうです。
通常食べるぼた餅と佐賀みやき町のぼた餅の両方を食べ比べてみた人によると、見た目にも食感にも違いがあるようです。
通常食べているぼた餅は、あんこをまぶした餅の形をしていますが、佐賀県のぼた餅は、あんこがたっぷりまぶしてあるので、あんこに餅が埋もれているように見えて、食感もかなり柔らかいそうです。
コメント