最近太ってしまった、又は生まれつき太り易く肥満体型である、歳をとってからホルモンバランスが崩れ代謝が悪くなってなってきた、健康診断でメタボ診断を受けた事があると言う方の中で、就寝中に息苦しさや寝苦しさを感じたり、同時にいびきにも悩まされている方は多くいらっしゃると思います。実は、いびきと肥満は切っても切り離せない関係にあり、いびきを改善したいなら、先ずは痩せる事が重要であると考えられているのです。
なぜ太ってしまうといびきをかいてしまうのか、それはいびきのメカニズムを知れば一目瞭然です。いびきとは鼻、口、舌、喉と呼吸をする時に使う場所に何かしらの疾患があったり、加齢による筋肉や皮膚のたるみで気道を塞いでしまったり、肥満により脂肪がつくことで気道を圧迫したときに、呼吸をする為に必要である筈の十分な空気の通り道が確保できない事で、粘膜が大きくまたは小刻みに震えていびきが出てしまうのです。
いびきを解消するためには、呼吸を司る気道を塞いだり圧迫するのを防ぐ為、ダイエットを積極的に行って首周りについた脂肪を落とす必要があるのです。さらに、いびきに良いとされているのが、口輪筋、頤筋、喉の筋肉を鍛えてダイエットによってたるんだ皮膚に弾力を与えるエクササイズです。例えばボイストレーニングでよく使われる空のペットボトルを使ったエクササイズは、いびきの原因とされている口呼吸音を予防するだけではなく、口周りから喉にかけての筋肉を全体的にまんべんなく鍛えることができますので、大変オススメです。
やり方はとても簡単で、道具は空になったペットボトルを1本だけになります。用意したペットボトルを口にくわえたら、思いっきり中の空気を吸い込みます。エクササイズのポイントは、両頬が凹む程に空気を吸い込むようにして、そのままの状態で息が続く限り5秒から10秒間我慢する事です。その後、吸い込んだ空気をペットボトルの中に全て吐ききりエクササイズは終了です。見た目以上にハードなこのエクササイズは、腹筋なども使うことから体全体の血の巡りが良くなり、リンパの流れを良くする効果もあります。血液循環とリンパの流れが良くなることで新陳代謝が高まり、脂肪の燃焼を手助けしてくれるとあって、いびき改善にはぴったりの方法と言えるでしょう。
エクササイズと同時にお勧めしたいのが、咀嚼筋を毎日の習慣として鍛えておく事です。咀嚼筋はガム、スルメ、グミキャンディーを食べる事でも自然と鍛えられます。ダイエット中にはお菓子等の間食をする事に抵抗があると思いますが、ガムやスルメやグミキャンディー(ダイエット甘味料を使っているもの)に関しては、カロリーもとても低く食欲を抑えるのにも効果的です。ダイエット中にお腹が空いてイライラしてしまったときには、噛みごたえのあるおやつで咀嚼筋を鍛えながら同時にダイエットの効果を上げていきましょう。痩せながら筋肉を鍛えることができれば、自然といびきは解消されていきますので、前向きに改善に取り組んでみてください。
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