「自己肯定感」と「自尊心」は違うものです。どちらかといえば自己肯定感は表面的なもので自尊心をもっと心の奥底にある根源的なものです。この心の奥の自尊心が破壊されるということは精神的な死を意味します。精神的な嫌がらせをする者が自尊心を狙うのも相手の精神的な死を目的としているからです。
ですので、自分の自尊心を守るということが自己肯定感を低くしないためにも大切なことなのです。ありのままの自分を「尊重」できる心が自尊心です。その自尊心があるから自己肯定感も持つことが出来るのです。
この自尊心は心の奥底にある根源的なものですから、守るために心の扉が必要です。あなたが誰かに心を開くのは本当に慎重に行うことが大切です。大切な人と家庭を築き、「本当にこの人とならやっていける」という人にだけ心を開くようにしてください。
だからと言って他の人に心を閉ざして下さいと言っているのではありません。心の奥底の心の扉は閉めておくことが大切ですが、もっと浅い部分の心の扉、家で言えば門扉は必要であれば開ければよいでしょう。
自尊心は家で例えれば「玄関の扉」です。この扉を開けてしまい、相手が悪意を隠し持っていたら?大変なことに繋がってしまいます。
「家」というのは、そういった大切なことを教えてくれる造りになっているのです。各部屋に扉があるのは「親しき中にも礼儀あり」と「区別」を教えるためです。
自尊心というのは、悪意を持った者に狙われやすいものです。
彼らの目的は、
「自尊心を傷つけ、傷ついた人が自分の価値を低く評価し、 セルフイメージを下げる」
このように誘導することです。
自分で自分を成長させたり育てることを放棄した者は、他者の足をひっぱり、他者の自尊心を傷つけて進んでいかないようにしてしまうことがあります。それが、上記の引用のことです。
ですので、自己肯定感を高めるためには、そのもっと根源的なものである「自尊心」が傷つけられないように守ることは絶対に必要なことなのです。自己肯定感が高い人や自信を持っている人は、この自尊心の守り方が上手な人たちです。
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