これまでに短期で何度も訪れた台湾、その時は単身赴任で3年間の長期滞在でした。業務では秘書の通訳で困る事はありませんでしたが、日常生活ではやはり現地の言葉の必要性を実感しました。生活に困らない程度は言葉を覚えようと思い、見聞きした言葉や文字を、発音を記して書き留めるようにしました。暫く続けると、漢字の組み合わせで新たな言葉も少しずつ分かるようになりました。
もう1つは、現地の歌を覚える様にました。1曲マスターすれば、随分沢山の漢字と発音が覚わります。具体的には、クラブで酒を飲みながらカラオケを聞いたり歌ったり、遊びの中で覚えました。そこのクラブで知り合ったのが麗香、歌の上手な細身で小顔の奇麗な娘でした。私が怪しくなると、いつもそばに来て小さな声で一緒に歌ってくれました。お陰で、何曲も歌えるようになりました。
立寄るようになって1ヵ月ほど、飲みながら楽曲を探していると麗香が来ました。「面白い歌ないかな・・」、そう言うと「これどう・・」と麗香、知らない漢字が並んでいました。ちょっと困惑、そんな私を見ながら麗香が言いました。「明日はお休みでしょう、もうお店閉まるから部屋で教えてあげるね」、誘われるままに彼女のマンションへ行きました。
随分広い1LDKの間取、片隅には家庭用のカラオケ機器もありました。テーブルにウヰスキーの水割りを用意してくれた麗香、「着替えて来るね」そう言ってシャワールームへ入って行きました。暫くすると、バスタオルを胸に巻いて髪の毛を後ろ手に上げながら出て来ました。なんとも妖艶な彼女、「カラオケ、セットしておくね」、そんな言葉に促され私もシャワーしました。
結局、その夜はベッドへ・・・ 指に挟んだ乳首は硬直、右手を下へ滑らすとすっかり濡れていました。麗香は両手で私をそこへ導きました。細身の彼女でしたが、何度も強く絞め付けてきました。こうして、クラブを訪れた夜は、彼女のマンションへ行ったり、彼女が私のマンションを訪れるようになりました。そんな生活もあって、いつのまにか言葉には困らなくなっていました。