いびきに悩まされている人は舌や口周りの筋肉が弱い傾向にあり、睡眠中に舌が気道へと落ち込みやすいといわれています。
このことから、舌や口周りの筋肉を鍛えることで、いびきの改善が期待できるケースも多いといいます。
そこで今回は、いびきを改善するための簡単な筋トレを紹介していきましょう。
☆ほうれい線や二重アゴの解消にも効果的?口周りのいびき改善筋トレ
・ペットボトルを活用した筋トレ
空になったペットボトルを、歯を使わずに唇だけで口にくわえます。
そのまま中の空気を、ペットボトルがへこむまでゆっくりと吸います。
へこんだのを確認できたら、力いっぱい吸い込みます。
そして空気を一気に吐き出して、ペットボトルの形を元に戻します。
これを1セットとして、口周りの筋肉が疲れるまで数回繰り返しましょう。
・首周りの脂肪を落とす筋トレ
手のひらで軽く押すようにして首を傾けます。
その状態のまま、首の筋肉に意識を集中させて5秒間ほど力を込めます。
この動作を左右行います。
そして、今度は両手を使って前後に同じ動作を行います。
ここまでで1セットとし、1日に3〜5セットほど行いましょう。
☆口呼吸の改善にも役立つ!舌のいびき改善筋トレ
・あいうべ体操
この筋トレは「あ・い・う・べ」と大げさに口と舌を動かすだけという簡単なものです。
ポイントはすべての動きをはっきりと大げさに行うことです。
「あ・い・う・べ」を1セットとして、1日30セットを目安に行いましょう。
・舌の根元を鍛える筋トレ
舌を上アゴにペタッと張り付けるようにします。
舌先を上の歯の裏側に沿わせて、舌全体を上アゴに貼る付けるイメージです。
この状態をしっかりと体に覚え込ませるために、口を閉じているときにはこの状態を常にキープできるように意識しましょう。
そして、気が付いたときで良いので、「らららら…」と、口を開けて発声して舌を動かします。
スピードに強弱をつけて、しっかりと動かしましょう。
☆舌を定位置に置くことを習慣付けることが重要
上記では舌や口周りの筋肉を活性させるための筋トレを紹介しましたが、最も重要となるのは「舌を常に定位置の置く」ということです。
舌の位置がずれていると舌の筋肉は弱まり、寝ているときに口の中で舌を持ち上げておけずに気道へと落ち込んでいきます。
舌の筋肉を鍛えることも大切ではありますが、まずは舌を定位置に置く習慣をつけましょう。
上記の「舌の根元を鍛える筋トレ」を無意識でも行えるようになるころには、舌の位置が定まり、舌の筋肉も活性されてきたといえるでしょう。
☆止めれば逆戻り?継続することがカギとなる
体の筋肉も、トレーニングなどで鍛えることを止めてしまえば次第に筋肉量が落ちていくのと同様に、舌や口周りの筋肉も筋トレや意識することを止めてしまうと、せっかく効果が出てきていたとしても逆戻りになってしまいます。
継続的に行うことがいびき改善へのカギであるといえるでしょう。
ですから、「歯磨きのあとに筋トレ」「入浴中に筋トレ」「寝る前に筋トレ」というように、自分なりのタイミングを決めて日常生活の中に取り入れていくことをおすすめします。
☆時にはアイテムも活用して楽しく筋トレを続けられるようにしよう
今回は、いびきを改善するための舌と口周りの筋トレを紹介しました。
今日からでもできるとても簡単なものばかりでしたが、効率よく筋トレができるようなアイテムもたくさん市販されています。
そういったものを活用して、筋トレにアレンジを加えるのもいいでしょう。
続けることが大切ですから、いろいろな策を講じて毎日行えるようにしてみてください。