私が大学生の時のことです。
2年間もの間、想い続けていた男性に花束を渡して告白しました。
男性に花束? って思われる方も多いかもしれませんね。
それに今時花束って、少女漫画みたいに思われるかもしれません。
でも、意外とお花って、男性女性といった性別を問わずに、贈って喜ばれるプレゼントなんですよ。
私が初めて異性から花束をもらったのは、高校生の時でした。
園芸部だったのですが、同じ部活の男子から花束をもらいました。
しかも何と、自宅で育てたお花を、自分でミニブーケにして渡してくれたんです。
学校で渡すのは恥ずかしかったらしくって、
放課後呼び出されて渡されました。
その直後彼は引っ越してしまったし、告白されたわけではないのですが、
今でもとても印象に残っています。
彼にならって私も、大好きな男性に花を贈ることにしたんです。
一年先輩だった彼は、卒業論文執筆の真っ最中。
ピリピリしてることが多かったんです。
私はリラックスしてほしくて、
目に優しい淡い色合いの花束に、ハーブティーを添えて渡しました。
彼に渡すと、大学の研究室に花束を飾られてしまって、
彼だけに特別に渡したんだってことを気づいてなかったみたいでした。
それから、共用スペースに花を絶やさないように、こまめに花瓶をチェックしました。
でも花束とハーブティーのプレゼントをきっかけに、
彼の好きな花やお茶の話ができるようになりました。
あまり他の人が持ってこない花束というところで、私というと存在に注目してくれるようになったのだと思います。
相手に印象づける方法を教えてくれた、園芸部の男子には感謝、ですね。
それに、励ましの言葉がけやお菓子の差し入れより、
花束の差し入れってその場の雰囲気をパッと変えてしまうインパクトがあると思うんです。
花束にしたお花のカラーや見た目、香りに力を借りて、
自分の印象まで明るく華やかなものに演出できます。
私の場合は
さすがに、花言葉にまでこだわるのは恥ずかしくてしなかったんですが、
そういうのも話題にできるかもしれません。
彼好みのお花やお茶をプレゼントし続けていたら、私の気持ちが伝わったのか、
彼の方から卒業式の日に告白されました。
枯れた花をこまめに取り替えたり、お茶を入れたりする姿に癒やされたということでした。
お花の好きな女の子って優しいイメージや、好印象を持ってくれるみたいです。それに彼にリラックスしてもらおうと、
なるべく明るく接したのも良かったのかもしれません。
話題に詰まると身近に花が活けてあって、
大好きなお花の話ができましたしね。