『お金持ちは謙虚だ』
『お金持ちは礼儀正しい』
『お金持ちは親切だ』
・・・と、よくお金持ちに関する誤情報を耳にします。
それらを真に受けていては、接客は失格!
確かにお金持ちで、
「私はそんなたいした人間じゃありませんよ」
・・・とおっしゃる方もいらっしゃいますが、この謙虚さは「自分の意見は必ず通る」ということを前提としたうえでの謙虚さがほとんどです。
自分の器を大きく見せたかったり、「全員がわたしの意見に必ず従うはずだ!」と思い込んでいるからこそ、余裕がある場合が多いです。
そしてお金持ちに限らず、お金を払う側、つまり《買い手》になった人は、謙虚なことを言っている人ほど、大切に扱われたいと思う気持ちが強い!
最初っからワガママなお客様だったら、言われた通り+αの接客でいいのですが、
「あの、無理なら結構ですよ」
・・・と、謙虚な姿勢をされた時、その言葉の裏を読みましょう!
「無理なら結構」とは、代用品でもいいと思ったのか、売り手の手間になるのが申し訳ないと思ったのかもしれません。
しかし、ここで買い手が無意識に求めているのは、実は売り手側の対応なのです。
「あ、じゃあ代用品持ってきますねぇ~」
と言うよりも、買い手の欲しい品を取り寄せはできないか、一番早く手に入る方法はないか!?
色々アレコレ手を尽くし、買い手を一国の王のように扱うことにより、買い手の心が満たされます。
人は丁寧に扱われてムッとすることはありません。
特に、謙虚な方の場合は、
「わたしのために、ここまでしてくれたんだ」
という感動も強くなります。
偽の謙虚さでも、
「やはり、ちゃんとわたしの思い通りになるものだ」
というプライドを守られるわけです。
丁寧すぎて失敗することはない!
買い手の言葉の裏を読むことができる人が、成功する人です。
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