「張り切って作ったちらし寿司」
実父の還暦祝いに、手料理を振る舞う事になった。
外食の代わりに家でまったりしたい、という父の意向だ。
手間はかかるが、冷蔵庫の半端食材を繰り回せば安く何品か作れそう。
参加人数を考え、ちらし寿司を作る事にした。
まずは米三合と昆布一片を炊飯器にセット。酢大匙4・砂糖大匙2・塩大匙1で合わせ酢を作る。市販品に比べると若干甘めだが、懐かしくなる我が家の定番の味だ。
次はかやく作りだ。
黙々と蓮根を花形に切り込む。飾り切りは好きな作業なので、量が多くても苦にならない。修行のつもりで集中、集中。
かんぴょうの代わりに、作り置きの切干大根を流用して煮戻した。節約出来る所は節約しないとね〜。
椎茸煮と薄焼き卵で二口コンロが塞がる為、油揚げの煮付けはレンジにお任せ。少量調理にあたって、懸賞当選品のシリコンスチーマーが大活躍。小さく畳めるし、落し蓋も出来るし、本当に便利!あって良かった〜。
そういえば祖母の薄焼卵は向こうが透けて見える位薄くて、菜箸だけでぴろっと剥がしていたっけ。私も上手に焼けるようになりたいなぁ。
おばあちゃん会いたいよ〜。
尿酸値が高い父の食事制限品目に配慮して、海老ではなくコハダを刻んで具に使った。
酢締めは釣り好きの夫にバトンタッチ。青魚は中性脂肪を下げると言うし、つまみ食いには目を瞑るとしよう。
炊き上がった米を飯台にあけ、冷ましながら合わせ酢を混ぜていく。
子供の頃、お歳暮の味噌漬の容器を洗って取っておき、飯台代わりに使っていたのを思い出す。
ウチワでひたすら扇いでいると、不思議とテンションが上がって来る。
かやくを酢飯と混ぜてお重に詰め、インゲン・紅生姜・白胡麻を散らしたら完成だ。
彩り良く綺麗に仕上がって大満足!
母は茶碗蒸しと吸い物を作り、叔父は酒とお手製の塩辛を持参。手料理を囲んで、和やかな還暦祝いの夜となった。
持参したちらし寿司はもちろん、副菜用に作った手羽先と大根のこってり煮・柿なますも完食してもらえて、とても嬉しかった。
料理を食べて喜んでもらえた時は本当に嬉しく、励みになる。
またレパートリーを増やそう!という前向きな気持ちにもなれる。
これからも父には元気に年齢を重ねてもらいたいし、家族で囲む食事の時間を大切にして行きたいとあらためて思った一日だった。
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