[楽しかった思い出]
成人式を控えた頃、大学の友人6人と10代最後の思い出作りをする為、カラオケでオールをした事がありました。
アルバイトが終わってから駅前の店に集合し、そこからナイトコースで6時間半歌いまくり。
ハロプロ好き、特撮主題歌好き、ジャニーズ好き、懐メロ好き、小室ファミリー好き、ビジュアル系バンド好き…と各自持ち歌を思う存分披露し、タンバリンを叩いて跳ね回り、夜明け頃にはメドレーも歌い尽くしてしまうほど。
今も仲間内で話題に上る、楽しい思い出です。
晩御飯ぬきに加えて、烏龍茶数杯だけであれほど盛り上がれたのも、若さゆえだと思います。
[恥ずかしかった思い出]
法事の後、精進落としを兼ねて親戚みんなでカラオケに行った時の事は、今も恥ずかしくて、忘れられません。
当時祖父は認知症になりかけで、自宅でもTVとエアコンのリモコンを間違えたりと機械に疎く、いつも無口で不機嫌そうにしていました。
(デンモクも操作出来ないからばれないだろう)と思った私と従姉妹は、祖父の順番を飛ばして、わがままな事に自分達の好きな曲を入れてしまいました。
何順目かして…祖父がマイクを握ったまま、離さない。
「支那の夜」「船頭小唄」「十九の春」「東京ラプソディ」、昔の曲ばかりですが、すごくうまくて、しかもしっかりとした発声なのです。
私達も父母もおじおばもびっくり。
(祖母が分厚い曲本をめくり、本体のボタンで曲を代わりに入力したようでした)
祖母いわく、祖父は若い頃はんだ付け工場で働き詰めの毎日で、ラジオの歌番組が何よりの楽しみだったとの事。
恥ずかしがりやで、お祭りののど自慢やカラオケはいつも断っていましたが、歌自体はとても好きだったのだそうです。
そうと知っていたら、祖父がぼける前に、TVで懐メロを一緒に聴いたり、復刻版のCDをプレゼントしてあげればよかったなぁ…と思い、自分勝手な事をしたと恥じ入りました。
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