「抜けたのに、なぜか負ける…」その正体は“騙し”かもしれません
FXやゴールドトレードで、「ラインを超えたから買ったのに、すぐに下がって損切り…」そんな経験ありませんか?
それ、ラインの“本当のブレイク”じゃなかったかもしれません。
本記事では、その“騙し”を見抜き、勝ちやすいタイミングでエントリーするための最重要ルールをお伝えします。
キーワードは「実体ブレイク」+「リテスト」
✅ 実体ブレイクとは?
ライン(例:3365ドル)をローソク足の終値(実体)がしっかり超えて確定している状態のこと。
ヒゲだけ超えて戻ってくる動きは**“フェイク”**、つまり騙しになりやすいです。
👉 大事なのは「終値がラインの上にある」こと。できれば実体全体が上にあると理想的です。
✅ リテストとは?
ブレイク後、一度価格が戻ってきて、先ほど超えたラインで“支えられる”動きのこと。
このリテストで再び反発して上がり始めたら、そこがもっとも信頼性の高いエントリーポイントです。
【図解】実体ブレイクとリテストの関係性
以下の画像をご覧ください。
このチャートでは、青いライン(3365)を、ローソク足の実体がしっかり上抜けています。
その後、価格は一度戻ってきますが、ライン付近で支えられ、再び上昇しています。
🔑 この「支えられて再上昇」するポイントこそが、プロも狙う鉄板のエントリーチャンスです。
「待ってたら上に行っちゃった…」という悩みへの処方箋
「リテストまで待とうと思ったら、そのまま伸びていった…」
そんな悔しい経験、誰しも一度はあるはずです。
これは決して間違った判断ではなく、むしろリスク管理としては正しいアプローチです。
ですが、チャンスを逃したように感じてしまうのも当然です。
✅ 対処法①:あらかじめ2パターン用意しておく
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Aggressive(積極型)エントリー:
→ 実体ブレイク確定時点で、分割ロットで一部先に入る
→ 例:3366で終値確定 → そこで0.5ロット入る -
Conservative(慎重型)エントリー:
→ リテスト確認後に追加 or 本命ロットで入る
👉 こうすることで、リテストが来なかった場合も取りこぼさず、来たらさらに追加でRRを強化できます。
✅ 対処法②:ボラティリティ(ATR)で判断を変える
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その日のATRが大きい(ボラが高い)場合は、「リテストなし」の可能性が高まります
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このときは、押しを待たず“抜け確定で軽く入る”のが合理的
✅ 対処法③:時間帯・指標・地合いも考慮
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ロンドン時間の序盤や、指標直前のブレイクは「戻さず走る」ケースが多い
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アジア時間のブレイクは一旦押す傾向が強い
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よって時間帯でリテスト期待値が変わることも意識しましょう
🧭 最終アドバイス:
「エントリーを逃した」ではなく、「高値掴みを回避できた」と考えるのが本質です。
逃したチャンスはまた来ますが、損切りした資金は戻ってきません。
リテストを待って入るのは、**確率・資金管理・メンタルのすべてを守るための“戦略的スルー”**でもあります。
自分のルールを守って“負けなかった”こと自体が、次の勝ちに繋がる一手になるのです。
🔄 まとめ:戦略は「取りに行く」と「待つ」のバランスが鍵
あなたが狙うのは“すべての波に乗る”ことではなく、
「乗るべき波を、リスク最小で最大効率に取る」こと。
そのために:
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ブレイクで「一部だけ先に入る」
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リテストで「本命ロットを入れる」
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それでも逃したら「また次で冷静に」
このリズムを持つことで、無理なく、長期で利益を積み上げられる体制が整います。
実行のステップ(簡単3ステップ)
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ラインを超えた“実体”の確定を待つ
→ できれば15分足以上で確認(5分足は騙し多め) -
ブレイク後、価格が戻るのを待つ
→ 戻ってきたとき、ライン付近で止まりやすいかを見る -
支えられて再上昇したらエントリー!
→ SLはリテストの安値下、TPは次のレジスタンスまで
具体例:3365ドルを使ったエントリープラン
条件 | 値 |
---|---|
ライン | 3365ドル(レジスタンス) |
ブレイク確定 | 15分足の終値が3366ドル以上 |
リテスト | 価格が3365〜3362に戻り、反発 |
Entry | 3366ドル |
SL | 3360ドル(VWAP下 or リテスト安値) |
TP | 3378ドル(次の抵抗) |
期待RR | 約1.5以上 |
まとめ:抜けて、戻って、支えられたら、それが「本物のチャンス」
ブレイクで入るのではなく、ブレイクして支えられた“その後”が最大のチャンス。
このルールを守るだけで、
✅ 騙しに遭う確率が減り
✅ リスクリワードの効率も上がり
✅ メンタルも安定します
🔔 最後に:あなたのチャートでも試してみてください
この記事を読んだ後は、ぜひ実際のチャートでラインを引いて、
「抜けた後どう動いたか?」を観察→再現→エントリーする練習をしてみてください。
また、疑問や実例があればスクショと一緒にコメント・DMなどで送っていただければ、分析でサポートします!
📌 この「抜け→引っかかる」ルールは、あなたのトレードを根本から変える一手になります。ぜひ武器にしてください。
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