マルチビタミンは薬でなく健康食品であるため、気軽に飲めるところが魅力です。
処方箋ももちろん必要ありませんし、どこでも買うことができますね。
そのためたとえ薬を飲むときでも、マルチビタミンとの飲み合わせについては気にしないという人が多いのではないでしょうか。
しかしながら、薬の種類によってはマルチビタミンと飲み合わせが良くないものもあるので気を付けなくてはなりません。
ここでは、マルチビタミンと薬の飲み合わせについてお話ししていきます。
記事の目次
注意が必要な飲み合わせとは
マルチビタミンと薬の飲み合わせのうち、注意が必要なものをいくつか紹介します。
〈葉酸と抗てんかん薬〉
葉酸と抗てんかん薬を一緒に飲むのは、基本的にNG。
なぜなら、葉酸が抗てんかん薬の作用である「けいれんの予防効果」を薄めてしまう可能性があるため。
けいれんの予防のために薬を飲んでいるわけですから、葉酸が含まれるマルチビタミンを自己判断で飲むのはやめましょう。
〈βカロテン、ビタミンC、ビタミンEと脂質異常症治療薬〉
抗酸化作用のあるビタミン類と、脂質異常症治療薬との飲み合わせも、注意しなくてはなりません。
こちらも、ビタミンの抗酸化作用によって薬の効果を弱めてしまうことがあるためです。
まとめ
マルチビタミンと薬の飲み合わせについて、お話ししました。
マルチビタミンは健康食品という枠組みであるため、つい軽視してしまいがちですが、薬を処方してもらうときには医師や薬剤師に必ず確認しましょう。
マルチビタミンには意外と多くの成分が含まれているので、パッケージのまま持参すると分かりやすいですよ。