尿検査について正しい情報
体調不良で病院へ行ったときなど、尿検査をすることがあります。尿検査では、主に腎臓の働きや、糖、タンパク質の有無、白血球の数など様々なことが分かります。尿検査の結果は、考えられる病気を絞ることや健康状態を知るために必要なものだと言えるでしょう。しかしながら、尿検査は正しく受けなければ意味のないものになってしまいます。
マルチビタミンが尿検査に与える影響について
マルチビタミンのうち、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、体に吸収されなかった分は尿として体外に排出されていきます。そのため、「マルチビタミンを飲むと尿が濃い黄色になる」という人も多いですよね。マルチビタミンを飲んだあとに尿検査をしてしまうと、本当はビタミンが欠乏状態であるにも関わらず、結果では「異常なし」になってしまうことがあります。現在の尿にはビタミンが溢れるくらいあるので、何かが欠乏していても気がつかないのです。尿検査の結果だけを鵜呑みにしてしまうと、重大な病気を見過ごしてしまうかもしれません。
マルチビタミンを飲んだあとの尿は、いつもより明らかに濃い色をしていることでしょう。尿検査の前にはマルチビタミンを飲むことは控え、万が一当日マルチビタミンを飲んでいる場合には、正直に医師に伝え、対応を待ちましょう。
まとめ
マルチビタミンが尿検査に与える影響について、お話ししました。正しい結果がでなければ意味がありませんから、尿検査の前にマルチビタミンを飲まないようにすることが大切です。また、万が一当日マルチビタミンを飲んでいる場合には、正直に医師に伝え、対応を待ちましょう。