湿疹などの肌荒れが起こったとき、「ビタミンが足りていないのかも」と感じ、マルチビタミンなどを飲む人もいるでしょう。
このとき、湿疹を早く治したいからといって、マルチビタミンをたくさん飲んだところ、余計に湿疹が悪化してしまったとしたら…。
しかしなぜ、マルチビタミンを飲んで湿疹が悪化してしまうことがあるのでしょうか。
その原因と対策について、紹介します。
記事の目次
特定のビタミンの過剰摂取に注意
マルチビタミンは、確かに皮膚の代謝をサポートする働きなどから、肌荒れの改善にもおすすめです。
きちんと正しく飲んでいれば、湿疹の改善にも良いと言えるでしょう。
しかしながら、湿疹が悪化してしまう人もいるわけです。
これは恐らく、マルチビタミンをたくさん飲むことによって、葉酸の過剰摂取になっていることが考えられます。
葉酸は水溶性ビタミンだからたくさん摂っても大丈夫と思っている人もいるのですが、合成ビタミンの場合は別。
体内に蓄積され、湿疹や蕁麻疹などの症状が出ることがあるのです。
ビタミンはたくさん摂ったほうがいいというのは、あくまでも「食べ物から」の話なので、間違えないようにしてください。
湿疹改善のために飲み始めたマルチビタミンで、かえって湿疹がひどくなってしまったのでは元も子もありません。
過剰摂取にならないように、マルチビタミンは1日の目安量を必ず守るようにしてください。
まとめ
マルチビタミンは湿疹の改善に効果がありますが、飲みすぎれば逆に湿疹を悪化させることもあります。
薬ではないためすぐに湿疹が治ることはありませんが、飲みすぎて湿疹を悪化させないように気をつけてくださいね。