出産後の母親の約13%が発症する産後うつ病の実態とは

  • 2015年8月20日
  • 2015年8月21日
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出産後の母親の約13%が発症する産後うつ病ですが、まだまだ理解がされにくく、産後うつ病について詳しく知らない人も多いのが今の実態です。また自分が産後うつ病だと気付いていないケースもあります。

産後うつ病とは

では、産後うつ病とは一体どのようなものなのでしょうか。産後うつ病は、これまで当たり前に出来ていた家事などの日常生活が困難になって来たりうつの症状が現れて来ます。ご飯を作るのにもメニューを考えるところから行き詰まってしまい、ご飯を作るのにとても時間がかかってしまう事もあります。それから産後はただでさえ睡眠が取れないのですが、少しの時間も眠れなくなったり不眠になったりします。食欲が出ないという人もいます。いつも気分が塞ぎこんでいたり何をしていても元気が出ません。外出する用事があっても化粧するのすら億劫で時間がかかってしまい、結局外出出来なかったというケースも見られます。そして症状が酷くなると胃痛があったり、下痢または便秘になったりという身体症状まで現れて来ます。

産後うつ病はいつ発症するのか

人によって産後うつ病を発症する時期は様々です。産後うつ病というくらいですから産後に発症するのは共通しています。では産後どれくらいから発症するのでしょうか。多くは産後2~3週間で発症しています。病院を退院してから1~2週間で発症されるケースが多いようです。本当に産後間もない時期だと思います。そして産後うつ病が治る時期は早くて1ヶ月、長引くと1~2年や数年単位でかかるケースも見られます。

産後うつ病になりやすい人とは

産後うつ病は誰が発症するか分からないものです。自分は絶対に大丈夫だと思っていても自分の意思とは反対に発症してしまう事もあるのです。産後うつ病になりやすい人というのはいます。まず、産後うつ病になりやすい人は、真面目な頑張り屋さんです。完璧主義であり、家事も育児も全部一人で抱え込んで頑張ろうとしてしまう人です。キャリアウーマンなどで仕事が出来る人に多いでしょうか。母親としても妻としても完璧に何でもこなそうとしてしまうのです。逆に出来なくてもいいやなどと気持ちをゆったり持てる人の方が産後うつ病にはなりにくいと思います。

産後うつ病になってしまう背景とは

何故産後うつ病は発症してしまうのでしょうか。産後の母親の身体は目まぐるしく変わります。ホルモンの変化が大きいので、それについていけなくなる事があるのです。そして環境の変化もあります。産後すぐから赤ちゃんへの授乳が始まり、初めは1~3時間おきの頻繁な授乳があります。実質、続けて寝られるのは1~3時間程度しかないのです。そして授乳が終わったとしてもすぐに寝付けるというわけでもなく、寝付けたと思ってもまたすぐに授乳の時間が来ます。それに産後すぐには母乳の出が悪かったりする事もあり、授乳に時間がかかってしまったり、授乳の時間が辛くなってしまう人もいます。そして赤ちゃんへのお世話は授乳だけではなく、オムツ替えなどもマメにやる必要があります。それから里帰りをしていればお風呂は自分の親が入れてくれる事もあるかもしれませんが、里帰りが出来ない場合だと自分でお風呂に入れてあげなければなりません。赤ちゃんは3ヶ月くらいまで首が座らないので、赤ちゃんをお風呂に入れてあげるのは想像以上に大変です。特に初めての育児の場合には、苦労の連続であります。

退院してからは親戚や友人などの来客が多くなります。出産祝いを持って来てくれるからです。お金が何かとかかるこの時期、出産祝いを頂けるのは本当にありがたいですが、来客の度に身支度を整えて対応したりする事で苦痛になる場合もあります。それが身も休まらない程に続くと身体も悲鳴をあげてしまいます。出産祝いを渡す方としてはあまり長居をしないように気を配りたいものです。それから今は核家族が多いので、親と同居をしていないケースが多いと思います。そうすると夫が帰って来るまでは、日中赤ちゃんと二人きりで過ごす事になります。心配性の人は赤ちゃんに何かあったらどうしようと不安にかられますし、また赤ちゃんと二人きりという空間が社会から取り残されていると感じてしまう人も少なくありません。特に赤ちゃんを産むまではバリバリ働いていた人はそう感じてしまうのも不思議ではありません。赤ちゃんが小さいと外出も殆ど出来ません。行動的だった人程、産前と産後の環境の違いに愕然としてしまう人も多いようです。それから子供を持つとこれから増えていくのがママ友との付き合いです。気の合う友達とは違って、ママ友の中には気の合わない人もいます。子供の為にと合わせる事でそれが辛くなってしまう人も多いようです。

産後うつ病を治す為には

産後うつ病は病気なので、産後うつ病かな?と思ったら病院に行く事が大切です。薬を飲む事で症状が良くなる場合もあります。病院に行くのは勇気がいる場合は、保健所や役所などに相談をすると良いかと思います。産後少ししてから保健師さんの家庭訪問があると思います。その時に相談をしてみるのも良いと思います。そして周りの人にも助けを求める事です。周りが気付いてくれれば良いのですが、なかなか気付けない事も多いので自分に起きている症状などを相談して、育児や家事の手助けをしてもらうのも良いでしょう。また手伝ってもらった時に、自分で出来ないなどと自己嫌悪に陥ったりしないようにしましょう。出来ない時は出来なくて良いのです。遠慮せずに周りの人に助けを求めましょう。

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