認知療法の自助とはなんでしょうか。
認知療法の自助とは何でしょうか。それを説明するためには、まず認知療法が何かを知らなければなりません。認知療法とは、抑うつや不安感などの心の問題を改善する療法です。したがって、認知療法の自助とは、自分で認知療法を実践することを意味します。自助とは、セルフヘルプのことであり、自分で自分を助けることを意味します。
認知療法をするのはなぜか。
言いようのない不安感があったり、うつ傾向がある。
そんなとき人は心療内科などに受診します。
しかし多くの場合、かんたんなカウンセリングと調剤の処方で終わります。
その後もそれの繰り返し、投薬が変わるだけで症状の改善はあてになりません。
これは問題に対する、治療が噛み合っていないからです。
薬ではなく、こころのありかたや考え方を修正すべきなのです。
その方法が認知療法であり、とくに自分でやることが効果的になります。
認知療法、そのやり方。
認知療法は、自分の今の考え方に対し、別の考えを用いて改善を図ります。
例えると、一つの正しいとされる考えに、別の考えを当てはめて考えるのです。
そのうえで正しいとされることに、疑問や他の考えがあることを認知してもらいます。
うつや不安感のある人は、どちらかといえば否定的思考に傾きがちです。
そこにこんな考え方もあるんですよ、と選択肢をもってもらう。
そうすることで心に柔軟性を作り上げ、自ら直していく。
それが認知療法の自助というやり方です。
具体的にはどうすればいい。
7つのコラム法というステップで自助をおこなっていきます。
紙とペンを用意し、書き込んでください。
まずは状況、何があなたに起きましたか。たとえば、友人と口論になったなど。
気持ち、今どんな気持ちでいるのでしょうか。 気まずい気分でいる。
3、自動思考。 どんな考えが浮かびましたか。自分は間違っていないとか。
4番目、根拠 その考えの裏付けはなんですか。むかし、経験したなど。
5つめは反証、反対の事実はありますか。過去に自分が間違っていた。
6、見方を変えて考えてみる。相手の立場や第三者の視点でかんがえる。
7、気分の変化。コラムをやってどんな気持ちに変化したか。
このコラム法を自ら行うことで思考の幅をひろげ、解決していくのです。
認知の歪みを修正するセルフヘルプ教材は「サヨナラ・モンスター」
認知の歪みを修正するセルフヘルプ教材は「サヨナラ・モンスター」です。
有名なフリー百科事典ウィキペディアの記事をお読み下さい。
認知療法を対話形式で行うことができる書籍も出版されている。うつ病に対する『いやな気分よ、さようなら』や『フィーリングGoodハンドブック』がそうである。
認知トライアングルの「思考」「感情」「行動」の「感情」に働きかけながら「認知」を変える方法として公開されているものが、「サヨナラ・モンスター」である。
引用元:認知療法 – Wikipedia
このように、セルフヘルプ教材や書籍もあります。
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