塩を一摘み加えて炊こう
玄米の美味しい炊き方でおすすめしたいのが、塩を一摘み加える方法です。
玄米は苦味と特有のニオイがありますので、白米のように炊くと美味しいご飯として食べるのが難しくなってしまいます。
できるだけ苦味とニオイを減らすことが美味しく食べるために必要としていて、可能な方法なのが塩です。
玄米にはカリウムが含まれているのですが、これが独特のニオイと苦味を出してしまっています。
塩に含まれているナトリウムは、カリウムのニオイと苦味を中和してくれる働きを持っているため、完全に白米のようになるわけではないけれども、嫌な味とニオイを減らすことができます。
玄米のニオイや味が苦手としている人は、一摘みの塩の力を使ってみましょう。
ただ、もっとニオイや味を消したいとして塩を多く入れてしまうと、塩分摂り過ぎになる可能性が出ますし、それ以上味やニオイを緩和できないので、1摘みがベストと覚えておきましょう。
浸け置きは長くても半日程度にしよう
玄米は、白米が糠に守られている状態となるため、固くしかも水分を吸収しにくいです。
そのため、白米のように炊いても固くパサパサしたご飯となるので、美味しく炊くためには、水に浸して浸け置く必要があります。
浸け置くは、長いほど水分吸収してくれるので良いのですが、ただし、美味しく炊くためには、長くても半日程度にしてください。
玄米を半日以上浸け置きをしてしまうと、発芽状態になります。
発芽状態になることで柔らかく、消化吸収がアップしてくれるのですが、独特のニオイと味が強くなるデメリットがあります。
ニオイも味も気にならない人にとって発芽状態にさせるほうが良いのですが、美味しい炊き方としては、発芽状態にならないようにすることがおすすめです。
また、浸け置きをした水をそのまま再利用して炊く人もいますが、これはNG行為です。
玄米に含まれた農薬が、浸け置きをすることで外に排出されるようになります。
しかし、排出された水をそのまま使用してしまうと、また玄米に農薬が含まれるようになるため、健康面に問題が起こる可能性が高まります。
必ずつけ置きに使用した水は捨てるようにし、炊く時には新しい水にしましょう。
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