今や知らない人などいないといっても過言ではない、玄米。
玄米は栄養豊富で、しかも美容や健康にも良いとして大人気ですよね。
最近では、玄米が炊ける「玄米モード」のついた炊飯器もたくさん販売されています。
炊飯器ならスイッチひとつで玄米が炊けるのでとても便利ですが、やっぱり圧力鍋で炊きたい!という人もいるでしょう。
おいしく炊くのが難しいイメージのある玄米ですが、圧力鍋ではどのように炊けばいいのでしょうか。
玄米の圧力鍋での炊き方について、紹介しましょう。
圧力鍋での基本の玄米の炊き方
圧力鍋で玄米を炊く方法はひとつではありません。
ここでは、あくまでも「基本の炊き方」を紹介しますので、好みに合わせて水の量や時間などは調節してみてください。
1、玄米を洗う
玄米は精米していないので、お米の表面にチリやホコリなどが付着しています。
ボウルに水を入れ、軽くかき回しましょう。
するとチリやホコリが浮いてくるので、それを流します。
チリやホコリが浮いてこなくなるまで、2~3回洗えばOK。
白米のように、研ぐ必要はありません。
2、もみ洗い
表面の汚れが取れたら、次は手のひらでこすり合わせるようにもみ洗いをします。
こうすることで表面に傷がつき、水を吸いやすくなるんですよ。
玄米は水を吸いにくいので、柔らかく炊くためにもしっかりともみ洗いをしてください。
3、吸水
玄米が柔らかくなるか固くなるかを決めるのが、吸水タイム。
玄米にどれだけ水を吸わせることができるか、が玄米をおいしく炊く鍵になります。
6時間以上かけ、しっかりと水を吸わせましょう。
ここを短縮してしまうと、ボソボソとした芯の残った玄米になってしまいます。
忙しいときにすぐに炊けるものではないので、朝準備をして夜炊く、もしくは夜準備しておいて翌朝炊くというサイクルがおすすめです。
水の量の目安は、玄米2合に430~500mlほど。
炊飯器で炊く場合は玄米2合に600mlが目安ですから、圧力鍋のほうが少ない水で炊くことができますね。
水の量はあくまでも目安なので、何度か炊いてみて自分の好みの量を見つけましょう。
4、火にかける
圧力鍋に蓋をして、火にかけます。
圧力がかかるまで(重りが動くまで)は強火にし、圧力がかかったら弱火にします。
弱火でじっくり20分~25分ほど放置し、最後に30秒ほど強火にして水分を飛ばしましょう。
あまり長く強火にすると焦げてしまうので気を付けてくださいね。
水分を飛ばしたら火を止め、10分ほど蒸らしたら完成です。
圧力鍋で玄米を炊くのは、火加減や時間などが慣れるまでは確かに難しいかもしれません。
火にかけるだけとはいえ、少しの違いで仕上がりに差が出てしまいますからね。
しかし、だからこそ圧力鍋で炊いた玄米はおいしいんです!
炊き上がった玄米のうち、余った分はラップに包んで冷蔵庫もしくは冷凍庫で保管しておきましょう。
まとめ
圧力鍋での玄米の炊き方について、紹介しました。
なんとなく「難しいかも」と思って敬遠されがちな玄米ですが、決して難しいことはありません。
おいしく炊くためには、しっかりと水を吸わせることが大切です。
時間のないときに急いで炊くと十中八九失敗しますから、玄米は時間に余裕を持って炊くようにしましょうね。
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