
美容や健康、そしてダイエットにもおすすめと言われている玄米。
主食を白米から玄米に変えるだけなので、簡単に取り入れることができますよね。
そんな玄米ですが、おいしく炊くにはどうしたらいいのでしょうか。
もしかしたら、実際に玄米を炊いて食べてみて、「ぼそぼそしていて美味しくない」「なんだか固い」なんていう印象を持った人もいるかもしれませんね。
そんな経験があると、つい玄米を炊くのは難しいと疎遠になってしまっているかもしれません。
しかし、安心してください!
玄米は、炊飯器でもおいしく炊くことができるんですよ。
おいしい玄米の炊き方をご紹介しましょう。
玄米の炊き方
水で洗う
玄米は、白米のように研ぐ必要はありません。
白米に糠や籾がついたままの状態が玄米であるため、玄米にはどうしてもチリやホコリなどが付着しています。
水洗いでは、このチリやホコリを落とすことが目的。
ボウルに玄米と水を入れ、数回かき混ぜるとチリやホコリが浮いてくるので、2~3回ほど繰り返して汚れを落としましょう。
もみ洗い
次に、手のひらに玄米をすくい、手のひらを擦り合わせるようにもみ洗いをします。
玄米に傷をつけることで水分を吸収しやすくし、柔らかく炊くことができるようになりますよ。
炊飯器に移す
玄米を炊飯器に移し、水を入れます。
内釡に玄米のラインがあるときは、それに従いましょう。
ない場合は、玄米:水が1:1.6、または玄米2合に対して水600mlが目安です。
水の量は好みもあるでしょうから、何度か炊いてみて自分好みの固さを調節しましょう。
吸水
炊飯器に玄米コースがある場合は、2~3時間ほど吸水タイムを設けます。
玄米コースがない場合は6時間以上、冬場は水を吸いにくいので、更に長い時間をかける必要があります。
玄米は糠や籾がついている分、白米と比べて水を吸いません。
しっかりと時間をかけて、水を吸わせましょう。
玄米独特の苦味が苦手という人は、吸水させる直前に塩をひとつまみ入れるとおすすめ。
塩を入れることで、玄米が断然食べやすくなりますよ。
炊飯
玄米コースがある場合は玄米コースで、ない場合は通常通りに炊飯します。
蒸らす
炊き上がってもすぐには蓋を開けず、10分ほど放置して蒸らします。
蒸らすことで玄米の芯まで柔らかくなり、固さを感じにくくなるでしょう。
玄米を炊くときの最重要ポイントは?
玄米を炊くときに最も重要なポイントは、4の吸水させること。
玄米が固い、ぼそぼそしている、芯が残るというのは、吸水が甘いために起こることです。
玄米は水を吸いにくいので、おいしく炊くためには焦りは禁物。
夕方準備をして一晩吸水させ、翌朝炊くくらいの気持ちでいるといいですね。
玄米は「ごはんを炊くのを忘れた!」と言ってすぐに炊けるものではないので、時間に余裕のあるときに炊くことをおすすめします。
まとめ
玄米は炊くのが難しいと思うかもしれませんが、炊飯器でもおいしく炊くことができます。
最近は玄米の人気が高まり、玄米モードがついた炊飯器もたくさん販売されていますよ。
炊飯器でも簡単に玄米が炊けますので、ぜひ普段の生活に取り入れてみてくださいね。