古くから≪湯治≫など日本人は温泉や風呂に対しての思いが高く、その効果を実感している人も少なくありません。
今回お話する血糖値を下げる風呂の入り方についても、しっかり見ていくことでぜひ効果的にそれを実感していただければと思います。
1.水分補給はこまめに
入浴前後にはコップ1杯の水分をとることで、血流を良くし、血糖値を下げるホルモン、インスリン分泌を助けてくれます。
2.入浴する時間
一般的に食事前の入浴は血糖値が下がっている状態なので避けるのがベストですが、食後高血糖になりやすい人は先に入浴することでグルコーススパイク(血糖値スパイク)になるのを回避するともいわれています。
また、食後30分以内は吸収、消化のため胃に集中している血流を分散させ消化不十分を起こします。
これにより急激な血糖値をの上昇を防ぐともいわれていますが、満腹状態などには決してしないことがおすすめです。
この方法に関してはインスリン注射や服用がなされていない軽度のかたが基準です。
3.高い湯温は逆効果
湯温は38~40度の少し温く感じる程度にし、約15分をめどにあがるといいといわれています。
これ以上高い湯温は神経を緊張させ、血管を縮小してしまうので特に高血圧の人は注意しなくてはなりません。
また、入浴前後には必ず掛け湯をして体温の急激な変化を防ぐのも大切です。