「タバコ」を吸うのが、習慣化している人を見ると、脂肪太りの人はいないので、血糖値上昇に関係がなく糖尿病になる人もいないと思われがちですが、「タバコ」を吸い続けることで【血糖値が下がりにくくなる】ので、この状態が続けば、最終的には、血糖値が上がることになります。
健康に悪影響を与えているのが、「タバコ」に含まれている”ニコチン”です。
「タバコ」を吸うことで、”ニコチン”が中枢神経にダメージを与え、血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
さらに、血管収縮作用が度重なることで血液の流れが悪くなり、十分な栄養が全身に行き渡らなくなることで健康被害は悪化します。
胃腸機能も低下するので、食欲も減退します。
ヘビースモーカーに細い人が多いのは、このためかもしれません。
ですので、「タバコ」が≪百害あって一利なし≫と言われているのは正にこのことです。
「タバコ」を吸い続けていると”ニコチン”の働きにより、膵臓から放出されるインスリンが、正常に作用しなくなり、血液中の糖分は増える一方です。
このように「タバコ」の”ニコチン”が直接血糖値を上げるわけではありませんが、間接的に作用し、ついには血糖値が上昇します。
また健康な人はインスリンの働きが正常に行われ【血糖値を下げる】という、ホルモンが分泌されていますが、「タバコ」を吸うことで、【血糖値を下げるホルモンの働き】が低下します