ピアノを習っているけど、その歴史は知らない人もいるかもしれません。
何故なら、弾く技術にピアノの成り立ちなんて関係がないですから。
でも、ピアノが好きならその生い立ちくらい、知りたいと思いませんか。
ピアノは百年前から変化していません。
というか、百年前に製造されたピアノが現役で活躍しているところもあるのです。
なんでも、ピアノの原型が作られたのはイタリアなんです。
で、製作者も分っているです。
なんでも、バルトロメオ・クリストフォリという人です。
ただ、彼が何時ごろ、ピアノを制作したのかは判っていないんですが。
1700年の頃にはピアノがすでに存在していたそうです。
なんでも、まだ1700年代のクリストフォリ製作のピアノがまだ、三台現存しているようです。
ただ、鍵盤楽器だとクラヴィコードとチェンバロがあります。
なんでも、ピアノの作成したクリストフォリという人もチェンバロ制作者だったそうです。
そもそも、ピアノの基本機構はハンマーが弦を叩いたあと、弦と接触し続けないものです。
クリストフォリのピアノアクションがピアノの原型というわけです。
さらに18世紀後半にウィーンを中心に盛んにピアノが作られるようになったんです。
ただ、現在と鍵盤の黒と白が反対だったものもあったそうです。
でも、かつて、モーツァルトがピアノ協奏曲やピアノソナタを制作したのもウィーンで制作したピアノだったかもしれません。
そう思うとなんだか、ロマンを感じます。
ちなみにモーツァルトはたった三歳でチェンバロを弾きこなした天才作曲家です。
だけど、モーツァルトが生きていた時代のピアノは現代の一般的なピアノよりも柔らかく、より澄んだ響きをしていたそうです。
機会があったら一度、聞いてみたいものです。
とはいうものの、現在のモダンピアノへと進化していくわけです。
ピアノの歴史は調べていくとなかなか、面白いものがあるのです。
時代を追って、ピアノの音域も拡大していきました。
ピアノの歴史を語るのならピアノの開発に携わった人達も忘れてはいけません。
今も名工と呼ばれるピアノ製作者達は沢山、存在します。
ジルバーマン は元々、ドイツ人のオルガン製作家でした。
彼はクリストフォリの発明に改良を重ねて 新しいピアノを作り出しました。
そのシステムが後のダンパーペダルの原型となりました。
次にあのモーツァルトが愛用していたピアノの製作者、シュタイン。
彼の制作したピアノは明るく平均された音色でモーツァルトは彼の製作したピアノで数多くの名曲を残しました。
イギリスのフォルテピアノ、このピアノはヨハン・クリストフ・ツンペに続いていきます。
チェンバロよりもフォルテピアノが取って代わっていくようになっていきます。
さらに産業革命が起こるとピアノ製作にも変化が出てくるのです。
というのも何もかも手作りではピアノも一部、貴族だけのものでしかなかったわけです。
でも、産業革命のお陰で鋼鉄弦や鉄骨のフレームが作ることができるようになってきました。
全て、手作りから一部、工業化が進んだために一般の民衆に少しずつ、ピアノは広まってきたのです。
ピアノが上達し弾ける様になる為に一番大切な事は心から弾きたい曲を弾くことだと思います。
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