健康診断などで「血糖値が高め」と指摘されてしまったら、健康を維持するためにも血糖値を正常範囲まで下げなくてはなりません。
糖尿病の人はもちろんですが、糖尿病予備軍の人も血糖値を下げる生活をしましょう。
とはいうものの、どうすれば血糖値を下げることができるの?と悩んでしまう人もいるかもしれませんね。
そこでここでは、血糖値を下げる方法のうち、より効果的なものを2つ紹介したいと思います。
血糖値を下げたいのなら生活習慣を見直そう
血糖値が関係する病気と言えば、やはり代表格であるのが糖尿病です。
糖尿病は生活習慣病の1つですから、予防や改善には生活習慣の見直しが欠かせません。
つまり、血糖値を下げる方法も生活習慣の中にあるのです。
1、食生活を見直す
血糖値と大きく関係しているのが、食生活。
あなたは普段、どのような食生活を送っていますか?
好きなものばかり食べていたり、外食やコンビニ弁当ばかり食べていませんか?
血糖値が高くなってしまう人のほとんどは、「血糖値を上げるものばかり食べている」傾向にあります。
糖質の多い炭水化物(お米、パン、麺類など)は血糖値を急激に上昇させてしまうので、血糖値を下げたいと思っているのならふさわしくありません。
普段よりも少なめにし、少しずつ炭水化物を減らしていきましょう。
健康のためには野菜中心の食事を、と良く言いますが、血糖値を下げるためにも野菜はおすすめ。
野菜にはほとんど糖質が含まれていないので、野菜はたくさん食べましょう。
ただし、芋類は糖質が多いのでご注意を。
また、炭水化物を減らすだけでなく、
・ゆっくり良く噛んで食べる
・サラダなど食物繊維の多いものから食べる
など、食べ方の工夫も大切です。
同じものを同じ量だけ食べるとき、上記のような食べ方をした方が血糖値は上昇しにくいのです。
いきなり本格的な食事制限をするのはストレスにもなりますから、徐々に進めていくことがポイント。
食生活の改善は続けなくては意味がありませんから、少しずつ実践していきましょう。
2、有酸素運動を取り入れる
血糖値というのは、食後に上昇します。
そのあと時間が経てば下がっていくものですが、糖尿病になると思うように血糖値が下がっていきません。
そんな高い血糖値を下げるためには、やはり運動をしましょう。
運動というとハードなトレーニングを思い浮かべるかもしれませんが、血糖値を下げることが目的ならば軽いものでOK。
ウォーキングやランニング、水泳など好きなものを行いましょう。
このとき気を付けてほしいのは、行う運動は「有酸素運動」を選ぶということ。
有酸素運動は、その動きのエネルギーとして血液内の糖分を使っていくので、血糖値を下げることができるのです。
目安として、20分以上は行うようにしましょう。
食後に上昇した血糖値を下げたい!と思う人もいるでしょうが、食後の運動は体に負担がかかるので食後は避けた方が無難です。
食後30分~1時間ほどが経過したら運動を開始する、という習慣をつけられるといいですね。
2日に一度のペースでもいいので、「続ける」ことが大切です。
まとめ
血糖値を下げる2つの方法について紹介しました。
血糖値を下げるのは決して難しいことではなく、日常生活をほんの少し見直すだけで劇的な効果を感じることができるもの。
ここで紹介した食事と運動を、まずは1ヶ月間続けてみてください。
1ヶ月後の血糖値に、驚くような変化が現れていることでしょう。
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