もしも健康診断や体調が悪くて受けた血液検査で、「血糖値が高め」だと言われたら、あなたはどうしますか?
予想していなかった展開に初めは驚くでしょうが、次第に落ち着きを取り戻し、「血糖値を下げるにはどうしたらいいのか」を考えるのではないでしょうか。
実際、血糖値が高くなるのは食事などの生活習慣が主な原因だと言われています。
そのため、血糖値を下げるために必要なのは特別なことではありません。
あくまでも「日常生活を改善する」こと。
ここでは、血糖値を下げるにはどうしたらいいのか、そのやり方についてお話ししていきます。
血糖値が上がる原因とは?
血糖値を下げるにはどうしたらいいのかを知るためには、「血糖値が上がる原因」を知ることから始めましょう。
何をすると血糖値が上がるのかが分かれば、自ずと血糖値を下げる方法も見えてくるはずですよね。
血糖値が上がるのは、主に食事をしたあと。
何を食べたとしても、多少は血糖値が上がるのがふつうです。
このとき、ゆるやかに上昇していけばいいのですが、急激に上昇してしまうときもあります。
それがどんなときかというと、炭水化物をたくさん食べたとき。
特にお米やパン、麺類などの「主食」ですね。
ご飯が好き、パスタが好きなど、炭水化物が好きな人は意外と多いもの。
しかし炭水化物には糖質が豊富に含まれていて、血糖値を急激に上昇させてしまいます。
糖尿病の人に炭水化物好きな人が多いのは、このためでしょうね。
血糖値を上げるのは、炭水化物(糖質)が原因だということが分かりました。
血糖値を下げるには食事の仕方を見直そう
血糖値が上がるのは炭水化物(糖質)が原因なわけですから、下げるためには食事の仕方を見直す必要があるといえます。
おすすめは、ゆるやかな糖質制限をすること。
いきなり糖質制限を始めると、体調を崩したりストレスなどにより、十中八九続きません。
糖尿病と診断されて医師から食事についての指示がある人は別ですが、「血糖値が高め」と言われただけの人はゆるやかな糖質制限から始めましょう。
私たちが1日に摂取している糖質の平均量は、およそ260g~300g。
ゆるやかな糖質制限では、平均値の約半分である130gまでに制限します。
低炭水化物、低糖質のことを英語でLow carbohydrateということから、ロカボと呼ばれているのですが、聞いたことはありますか?
ロカボ商品は近頃ものすごく増えていて、お寿司屋さんや牛丼チェーン店でも採用しているところもあるほど。
ゆるやかな糖質制限は、かなり身近なものになってきているのでしょう。
血糖値を下げるには、このロカボを意識してみることをおすすめします。
制限食=味気ない食事というイメージは、もう古い!
今は、糖質制限でもおいしい食事ができる時代なんですよ。
また、血糖値は一度にたくさん食べると急激に上昇してしまいますから、一度に食べる量を少なくして、食事の回数を増やすこともおすすめです。
まとめ
血糖値を下げるには、やはり血糖値と深い関わりのある食事を見直すことから始めましょう。
ゆるやかな糖質制限は健康のためにもおすすめですから、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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