佐賀県佐賀市に佐賀出身で日本の首相を務めた大隈重信の旧邸があります。
当時の武家屋敷の面影が色濃く残る貴重な建物として国の史跡にも指定されています。
大隈重信記念館では、政治家として残した貴重な業績資料や早稲田大学創設者としての資料などを見ることができます。
大隈重信は、大変進歩的な考え方を持っていた人物だったようで、武士の藩士である父のもとに生まれ、藩校に入学しますが、武士としての儒教の教えや中国の古い書物の勉強など封建的な教育に満足できずに退学しています。
退学した後は、藩校の寮で西洋学問を勉強しています。
26才の時に長崎に出てアメリカ人講師の下、西洋の学問を本格的に学び、西洋思想の影響を強く受け、翌年には、そのアメリカ人講師を校長に招いて西洋塾を長崎で開いています。
明治新政府が始ると、外国事務局判事として、長崎に就いています。
その後、政府内では大蔵省次官を務め、新橋と横浜間の鉄道開通なども進め、電報電信を整備するなどの日本の近代化に努力し貢献しています。
イギリスの議会憲法を手本に立憲改進党を結成、1,889年には内閣総理大臣になっています。
また。東京に開いた専門学校は、後に早稲田大学と改められています。
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