佐賀県唐津市浜玉町のお土産に、うるち米を薄く伸ばして蒸した皮にこし餡を巻いたシンプルなお餅「けいらん」があります。
唐津市浜玉町は、米作り発祥の地でもあり、「けいらん」は、浜玉米粉を使った伝統のある和菓子です。
「けいらん」の始まりは、豊臣秀吉が朝鮮戦争出兵の時(1,500年初期)に始まったといわれています。
豊臣秀吉が戦争へ行く前に、諏訪神社で戦争勝利を祈願したことに対して、地元民が秀吉に献上した団子が「けいらん」でした。
このことが発端となり、諏訪神社春祭りでは、「けいらん」を食べることが習わしとなったそうです。
約450年以上も手づくり手法は変わらず守り抜かれています。
添加物など一切使われていないので、買ったその日中に食べないと硬くなります。
「けいらん」は、「けえらん」とも呼ばれ、「けえらん」が、訛った言葉が「けいらん」になったといわれています。
つまり、戦争に勝つまでは帰らない(帰らん)が「けいらん」に訛った言葉です。
唐津市浜玉町内には「けいらん」を販売しているお店が数件ありますが、それぞれのお店で違った味の「けいらん」を楽しむことができます。
うるち米生地によもぎ入り、シソ入りなどもあり、洋菓子も販売されているお店もあります。
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