佐賀県武雄市にある「武雄神社」は西暦735年に創建された武雄市で最も古く由緒ある神社です。
武雄大明神をまつり、平安時代中ごろから室町時代末期にかけての書物も残ってあり、国の重要文化財に指定されています。
境内には、貴重な石造り文化である「肥前鳥居」があり、夫婦の檜(めおとのひのき)として人々から信仰を集めている樹齢3,000年の大楠(おおくす)も現存しています。
国の指定天然記念物になっている大楠は、寄り添うように仲むつかしく立っている2本の檜は、根元で一つになって根がしっかりと力強く地中に根付いています。
夫婦の良仲、仕事や学校での人との良好な縁、金銭縁など、人によってさまざまな願い事があります。
実際、武雄神社には樹齢が古い大楠が三つあり、中には安産祈願の大楠もあります。
武雄神社は、小高く石垣づくりの土台の上に建てられているので、まるで城壁に囲まれたお城のようです。
毎年2月には、豊作を願う歩射祭が行われ、約1,200年も受け継がれてきた祭事だそうです。
神前にお供えしたウサギの毛をむしり取り、お参りに参加した人にお守りとしていただけるそうで、財布に入れるなどして、肌身離さず身につけていると一年間は無病無息で過ごせると言い伝えられています。
また神前にお供えした猪肉は、汁物にして参拝者に配られるのだそうです。
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