いびきを改善するための方法として、マスクを寝るときにつけるということが挙げられます。「マスクをつけて寝ると良いよ!」という話を耳にしたことのある人もいるかもしれません。
今回は、「いびき」と「マスク」について見ていきたいと思います。
☆マスクをつけて寝るとどんな効果がある?
いびきのメカニズムは、当サイトでも度々取り上げてきましたが、舌が喉元へと落ち込んで気道を狭くしてしまうことにあります。これは口呼吸になっている人に多く見られるもので、なかには睡眠時無呼吸症候群を発症しているケースもあります。
これがいびきをかく原因ですが、寝るときにマスクをつけることで口呼吸から鼻呼吸へと、自然に切り替えることができるとされています。口呼吸が改善されて鼻呼吸ができるようになると、いびきも軽減していくといわれています。
☆マスクを使った改善方法をおすすめ出来ない人も
口呼吸を鼻呼吸へと改善していびきを軽減できるといっても、すべての人に適した方法であるとはいえません。
たとえば、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、花粉症、鼻茸、慢性鼻炎など、慢性的な鼻詰まりがあって口呼吸になっている場合には、マスクを使った改善方法はおすすめできません。
このような原因によっていびきを発しているならば、鼻孔を広げたりこれらを解消したりすることで、いびきの改善へと近づいていけるようになります。
☆どんなマスクをチョイスすればOK?
いびきを改善するために寝るときにマスクをつけるといっても、普段から使用しているマスクでもいいのでしょうか。最もおすすめしたいのは、「濡れマスク」です。商品化されているものもありますが、市販のマスクを水で湿らせて使用してもOKです。
また、マスクは耳にかけて使うものが大半ですが、就寝中に耳が痛くなったり外れてしまったりすることもあります。そんな場合には、耳にかけないで使用するマスクを選んでみましょう。
こめかみ周辺にテープで貼り付けるタイプのマスクは、このような問題点を解消してくれます。
☆睡眠時無呼吸症候群には専用のマスクを!
いびきという症状のなかには、睡眠時無呼吸症候群である可能性もあります。睡眠時無呼吸症候群は、専門家のもとで適切な治療を行わなければ、命にも関わる重大な疾患です。
この睡眠時無呼吸症候群の治療に使われるのが、酸素マスクのような器具です。これを「CPAP」といいますが、大掛かりな機械でレンタル費用などもかかってきます。
しかし、睡眠時無呼吸症候群の改善策として、日本でも多く使用されている治療法です。睡眠時無呼吸症候群が疑わしい場合には、専門家を訪ねて専用のマスクで治療することをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群を自力で解消する決意があるなら「睡眠時無呼吸症候群を解消するためのエクササイズ&習慣マニュアル」を試してみて下さい。
☆マスクをつける改善方法は対処療法としての認識を!
今回は、いびきとマスクについて見てきました。
マスクを付けるだけという簡単な改善方法ではありますが、これは「ひとつの対処療法」です。マスクを活用しながら、「根本的な改善」へと取り組んでいきましょう。
医師が推奨している枕に変える
医師が推奨している枕の1つが、横向き寝まくら「YOKONE Classic(ヨコネ クラシック)」です。いびき対策で良い効果が期待できるもの1つが「横向きで寝る」ことです。この枕は横向き寝をしっかり支えてサポートしてくれます。横向きに寝るだけで気道を確保してくれます。いびきで悩んでいる人なら持っておきたいものの1つです。