高機能とひとくちに言ってもさまざまなタイプのものがあります。それは、刃の動きかたによって大きく3つに分かれるけれど、興味の中心は見た目からすぐそれとわかるヘッドのカタチの違いです。つまり、丸いヘッド3つのフィリップスか長方形のブラウンあるいはパナソニックです。もちろん、各社上位機種ばかりでなくごくごくスタンダードなものもあります。ではどうして下位のモデルでなく上位を選ぶのかです。それは上位には目に見えない「肌へのひっかかり」があるからです。ひっかかりというと何だか肌が切れて痛そうな感じがしますが、それは逆です。刃の微妙な長さ・振動・組み合わせによって得られる触感のことで、これがあるからきわめてスムースに肌のうえを滑ります。ちょうど雪上をいくスキー板の裏面の工夫と似ているかもしれません。ではその工夫が一部の製品だけに限られたものかというと、そうではありません。上位機種としてあるものは、それぞれ付加価値があります。数年前では考えられなかった技術の進化があり、以前受けた印象は、現在まるで当てはまりません。初めに言ったヘッドのかたちというのは、だから性能のことではなく、どこまで正確に肌に刃を当てられるか、そのスピード感と質によるエッジの効いた製品のことです。それが、ブラウンのハイエンドモデルです。
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