
いびきを改善するための方法はいろいろありますが、医療機関における改善するための方法として手術があります。
今回は、いびきを手術で改善することについて紹介していきましょう。
記事の目次
☆いびきを改善したくてもすぐに手術ができることは少ない
いびきを改善したいからと医療機関を受診しても、すぐに手術するということにはなりません。
日常生活の改善を試したり、医療用の機器を用いて改善を図ったりしても、効果を得られなかった場合の最終手段として手術をするケースがほとんどです。
また、扁桃周辺が生まれつき肥大しているなどの先天的な気道の狭さが原因と判断された場合には、手術が有効な改善策として選ばれることが多いようです。
下記で、いびきを改善するための主な手術方法を見ていきます。
また、術後に起こる可能性のあるリスクや、術後についても合わせて挙げてみましょう。
☆軟口蓋形成術(なんこうがいけいせいじゅつ)
軟口蓋形成術は、痩せ型であごが小さく、骨格の影響で喉が全体的に狭い人や、扁桃肥大・口蓋垂肥大がある人に行われる手術です。
手術方法としては、全身麻酔を用いて口蓋垂を切除します。
その後、患者ごとに口頭腔を広げる最適な軟口蓋形成術を行います。
手術を行うリスクとしては、術後出血や痛み、舌のしびれ、味覚障害などを引き起こすケースがあります。
術後は、約1〜2週間で退院することが一般的です。
☆口蓋扁桃摘出術(こうがいへんとうてきしゅつじゅつ)
口蓋扁桃摘出術は、扁桃肥大がある人に行われる手術です。
手術方法は、全身麻酔を用いて口蓋扁桃を切除し、切除箇所の止血を行って終了します。
手術を行うリスクとしては、上記の軟口蓋形成術で挙げたものと同様のことがあります。
こちらも、術後出血の危険が低くなる1〜2週間後の退院が一般的です。
☆鼻中隔矯正術(びちゅうかくきょうせいじゅつ)
鼻中隔矯正術は、慢性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症などの鼻腔疾患を患っている人に行われる手術です。
手術方法としては、局所麻酔を用いて、鼻の中に手術器具を入れ、鼻中隔の内をまっすぐに矯正していきます。
手術を行うリスクとしては、術後出血や鼻中隔血腫、鼻中隔穿孔などが挙げられます。
上記の2種類の手術よりも早い退院が見込め、数日〜1週間というケースが多いようです。
ただし、術後1ヵ月ほどは通院による経過観察と消毒などの処置が必要になるので注意しましょう。
☆どんな手術にもリスクはつきもの!しっかりと理解しておこう
今回は、いびきを改善するための3種類の手術を紹介してきました。
気をつけておきたいのは、先述したようにどんな手術にもリスクはつきものです。
日常生活の改善は医療機器によるいびきの改善が見込めなかった場合や、先天的な軌道の狭さが原因の場合には手術を行うことになります。
その際は、リスクが起こる可能性が低く自身に適した手術を選べるように、しっかりと担当医と相談していくようにしましょう。
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