いびきを改善するにはお酒は控えるべきということは、当サイトでも何度か取り上げてきました。
今回は、いびきとアルコールの関係性や、どうしてもお酒を飲まなければならない時の対策など、アルコールについてお話していきましょう。
☆アルコールは筋肉を緩める作用がある
お酒を飲んで酔っ払った時、足や手に力が入らなくなったという経験は多くの人があることでしょう。
これは、アルコールによって筋肉が緩んだ状態です。
アルコールによって筋肉が緩むのは、足や手だけではなく、顔や喉元の筋肉も同様です。
アルコールによって顔の筋肉や喉元の筋肉が緩むと、上気道と呼ばれる気道の一部が狭くなりやすく、空気の出入りの妨げになっていびきとなります。
☆アルコールは鼻詰まりを起こす確率を上げる
アルコールには、血行促進の作用があります。
これによって、アルコールを摂取すると鼻の血管が拡がって血液が集中します。
すると、血管に血液が溜まって鬱血の状態になり、鼻の粘膜が腫れ上がります。
鼻の粘膜が腫れると、その分鼻からの空気の出入りがしにくくなり、鼻詰まりの状態となるのです。
鼻詰まりは口呼吸の原因に、口呼吸はいびきの原因になり、結果的にアルコールによっていびきが起きやすくなってしまいます。
☆お酒を飲む前には食事を
アルコールによっていびきをかきやすくなるとわかっても、どうしてもお酒を飲まなければならない状況というのは、社会人ともなれば度々あることでしょう。
そんな時は、お酒を飲む前に食事をしっかりとることを意識してみてください。
できれば、脂肪をとりましょう。
なかでも、チーズは特におすすめです。
アルコールを胃の中に入れても、その前に脂肪を含んだ食事をしておけば、アルコールの吸収を遅らせる、緩やかにすることが期待できます。
お酒を飲む前に食事をとることが難しい場合には、必ず食事をしながらにしましょう。
☆お酒を飲む前には緑茶・飲みながら水・飲んだ後にはグレープフルーツを
お酒を飲むときには、「緑茶」「水」「グレープフルーツ」が重要になります。
まず緑茶ですが、こればお酒を飲む前に飲みましょう。
緑茶に含まれるカテキンがアルコールの吸収を緩やかに、ビタミンCが二日酔いの防止、カフェインは利尿作用と、アルコールを体外へ排出するメリットがたくさんあります。
次に水ですが、水はお酒を飲みながらとることが望ましいものです。
体内に入ったアルコールの濃度を下げることに役立ちますから、適度にお酒の間に水を飲むようにしましょう。
最後がグレープフルーツですが、これは柑橘系の果物であればグレープフルーツ以外でも問題ありません。
果物には果糖が豊富に含まれていて、これがアルコール分解をサポートする働きがあります。
自宅に帰ってからでもいいですが、グレープフルーツジュースなどを活用して、お酒を飲んだ後なるべく早めに飲むようにしましょう。
☆日頃から肝臓を整えておくことも重要
いびきをかかないためにはお酒を控えることが最も有効ですが、なかなかそうはいかないという日もあるでしょう。
そんな時は、今回は挙げたようなことを意識して、なるべく早くアルコールを体外へ排出できるようにしてみてください。
また、日頃から肝臓を整えたり強くしておくことで、スムーズにアルコールを分解することができるようになります。
いびきをなるべくかかないように、お酒はコントロールして飲むようにしましょう。
医師が推奨している枕に変える
医師が推奨している枕の1つが、横向き寝まくら「YOKONE Classic(ヨコネ クラシック)」です。いびき対策で良い効果が期待できるもの1つが「横向きで寝る」ことです。この枕は横向き寝をしっかり支えてサポートしてくれます。横向きに寝るだけで気道を確保してくれます。いびきで悩んでいる人なら持っておきたいものの1つです。