イタリアはフランスと並び、ワインの最前線を歩む国です。古くから多くの州でワイン造りが行われ、安価なものから高級なものまで幅広く、その多様性は随一であると感じています。
ワインと密接な関係にあるイタリアであるからこそ、厳格なワイン法が存在します。下からテーブルワイン(VdT)、地域特性表示ワイン(IGT)、原産地統制名称ワイン(DOC)、保証付原産地統制名称ワイン(DOCG)と分かれており、最高位のDOCGにはキャンティクラシコやバローロ、バルバレスコなどワインに詳しくない方でも一度は耳にしたことのある銘柄が登録されています。
しかし、このワイン法にとらわれないワイン造りが近年特に注目されています。
「スーパー・トスカーナ」と言われるこれらのワインは、ボルドースタイルのイタリアワインとして昇り竜のように人気を高めてきました。ワイン法に規制されていないため、ランクはテーブルワインであるにもかかわらず、その人気はDOCGと同格、またはそれ以上であるように感じます。
そんな中、私が初めて名前を覚えたスーパー・トスカーナが「SASSICAIA」。
値段も20,000円前後と覚えやすく、買い辛いのが特徴ですが、私がこのワインに惹かれた理由はただ一つ。
サードラベルを飲んだから。
このワインのサードラベルが「SASSICAIA LE DIFESE」です。
値段も3,500円前後と手の届くもので、即買いしました。ワインの魅力に憑りつかれかけていた私はこの一本によって、完全にこの世界に足を踏み入れました。カベルネ・ソーヴィニョンの力強さとイタリアワインらしい取っ付きやすさが融合したこのワインのファーストラベルを飲んでみたいと思うのは、ワイン好きなら当然かもしれません。
最高の記事を書くことで自身の知見広げつつ、同時に大好きなワイン生活も華やかにしていきたいと思います。