彼との出会いは、ありがちですが合コンでした。
当時のわたしは、出会いを求め毎週のように合コンへ参加。年収は自分より高く、自分をさらけ出せる人がいい!そんなステキな男性と運命的な出会いをしたい!と、いい歳をして淡い乙女心を持っておりました。
しかしそんな人は見つからず、いざ年収が良い人と付き合ってみてもしっくり来ない。なにかが合わず別れる、ということを繰り返す日々で、しばらく1人でもいいやと思い始めた頃、会社の後輩(男の子)から合コンしませんか、とお誘いをいただき、あまり乗り気ではなかったのですが行くことに。そのときは、人生を変える運命の日になるとは知る由もありませんでした。
合コン当日。合コンというものは初めて、という年下の男性のみ。ただ、全員ものすごく笑いのセンスがあり、こんなに大爆笑した合コンはありませんでした。
そういう意味で今後も遊びたいなと思い、それ以来は皆で遊ぶ日が増えました。ボーリング行ったり、ご飯食べたり、花火をしたり。まるで青春でした。
その中で、真面目な男性が1人いました。当時彼は職業訓練校に通い、数ヶ月後は東京に行って働くから会えなくなる(私は地方在住)とのことで私も当時は少し寂しいな、くらいの感覚で、特に恋愛感情はありませんでした。
でも、1つだけ彼との共通の趣味が。それは夏の高校野球。ちょうどその頃は甲子園の真っ最中で話は盛り上がりました。
そこで甲子園の優勝校をお互い予想し、外した方はディナーを奢る、という約束をしました。そして見事私の予想はあたり、奢ってもらうことに。
行く前は、ラッキー!くらいの感覚でしたが夜、彼が家に車で迎えに来てくれたときから、「あれ、なんか恥ずかしいな」と思い始めました。いままでグループで遊んでいたのに、急に2人きりになったためです。
しかし、初めて2人きりで話して気付いたのですが彼の考え方が双子かと思うくらい同じで、自然体でいられました。笑いのツボも全く一緒。この日から恋に落ち、ほぼ毎日一緒に遊ぶように。恥ずかしそうに手を繋がれたときは本当に嬉しくて、心が豊かになれたんです。
時が経つにつれ、彼の東京行きも間近に。お互いそのことはわかっていたので、なかなか告白に踏み切れませんでした。でもこの人といたいと思い、付き合うことに。(余談ですが、人生で彼の初告白しだったとのこと。今までは女性からの告白で付き合うという受身体制だったそうです)私の思考はアメリカ文化寄りのため、仕事よりも家族(プライベート)との時間を優先する考えの持ち主。
さすがに彼も仕事優先の考えだろうけど、どうかすぐに戻ってきて欲しい、と嘆願しました。
結果。「クレアと一緒にいることが人生で最大の幸せ」と、すぐに戻ってきてくれました。ここまで同じ思考だなんて、と運命以外の何ものにも感じられませんでした。
三年間のお付き合いを経て今年、晴れて私たちは結婚しました。私の愛猫と、旦那とわたし。3人で、毎日満たされた幸せな日々を過ごしています。この人と出会えたことに本当に感謝です。

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